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見えないけど、実はみんな感じている「気」とは?

皆さんは「気」と聞いてどんなイメージをもっておられるでしょうか?

よくアニメや映画の中で登場する、特殊な人が使う超能力のようなものをイメージする方も多いかもしれません。

実はこの「一部の人が使う超能力」という気のイメージは、私が鍼灸の専門学校に入る前に抱いていたイメージです。

 

しかし鍼灸における「気」は全くの別物でした。

鍼灸師が扱う東洋医学の「気」は全ての人が持っている当たり前のものだったのです。

東洋医学を知らない方にも出来るだけわかりやすくお話していきます。

目次

見えないけど、実はみんな感じている「気」とは?

私は子供の頃にテレビで見ていた大好きなアニメがありました。
そのアニメでは「気」を使って空を飛んだり、「気」を読んで遥か遠くにいる人がどこに居て、どうゆう状態かを感じとったり、ビームの様な形にして相手を攻撃したりして戦う。

こんな現実離れした世界が、子供だった私の心を捉えて離しませんでした。
そのアニメの名は「ドラゴンボール」です。
なぜあんなにワクワクしたのでしょうか?

それはおそらく気が「見える」ようにして描かれていたからだと私は思っています。
ドラゴンボールでは「気」が身体の周りを覆う光のような描写で描かれています。
キャラクターによって光の色は黄色や赤といった様々な色で「見えて」います。

なぜ何度も「見える」ことを強調しているのか?
それは今回のテーマである「気」が私たちの世界では❝見えない❞からです。
普段「気」を扱っている鍼灸師の私が考える、気の定義は

「実際に存在しており、感じることも出来るが、見ることが出来ないエネルギー」
そして私達はこの見えないエネルギーを使わないと生きてはいけません。
この世界で「気」の恩恵を受けずに生きている人は100%居ないと断言できます。

なぜ言い切れるのか、次の項で、普段皆さんが必ず感じている代表的な「気」を例を挙げながらいくつかお話していきたいと思います。

日常生活で感じている気➀空気

今こうしている間にもあなたは呼吸をしていますよね?
酸素というエネルギーの恩恵を受けなければ人は生きていけないからです。「空気」という「気」に包まれているから生きていられるのです。

目には見えないが、存在しているエネルギー=「気」という概念なのです。
この「空気」という気は肌でも感じることが出来ます。
冬に窓際などに座っていると寒いなと感じますよね?

冷気を冷たい空気(温度)としての「気」を皮膚の感覚で感じているわけです。
よくケンカをしたりしてピリピリした雰囲気がある場面などでも「空気が悪い」と表現したりしますが、こういった「雰囲気」という「気」を感じたことはどなたでも経験があるでしょう。

日常生活で感じている気②電気

今や生活には欠かせない気「電気」です。
パソコンやスマホ無しに今の社会は成り立たない程ですし、このブログも電気の恩恵無しに見ることは出来ません。

電球は電気を光に、ドライヤーは電気を熱に変換して日時生活を豊かにするために使われています。
人間の筋肉は神経を伝う「電気信号」によって動いています。

電気という「気」が無ければ心臓を始めとする内臓が動かせないため、生命維持は出来ません。
あと「気」は目に見えないと言いましたが、実はある条件を満たせば見ることが出来ます。

それは「気」というエネルギーを高めることです。
電気はそれをわかりやすく証明してくれます。
勘の良い方はお気付きでしょう、そう「雷」です。

ドラゴンボールの「気」が見えるのも、すごいエネルギー量だから見えていると言えるかも知れませんね。

日常生活で感じている気③感情

感じるけど見えない「感情」です。
精神的なものを表現する言葉には「気」が入ったものが多いのは❝心も気の一種❞だからです。
気持ちや気分、やる気や気配、気品などたくさんあります。

人の感情は目に見えなくても感じますよね?
人の性格を「陰気」や「陽気」などと言ったりしますが、実はこの言葉は東洋医学用語です。

長くなるので陰陽の説明はまた別のブログに譲りますが、目に見えない感情を感覚(心)で感じ取り、暗い感情の状態を「陰気」で明るい感情を「陽気」という言葉で表現しているのです。

電気の時に気を高めると見えると言いましたが、感情という「気」も高まると見える状態になる(実体化)ことがあります。
わかりやすく言えばストレスという実態の無い「気」が、胃や腸へ向かって高まってくると胃や十二指腸の潰瘍といった様な目で見える「病気」という形で「実体化」します。

「病は気から」という言葉は、まさにこの現象を最も簡潔に言いあらわした言葉といえるでしょう。

では鍼灸師が扱う「気」とは?

人には経絡という「気」の通る道があり、その道を「気」が血を伴って身体中をめぐっています。
この「気」もご多分にもれず目には見えません。
しかし、経験を積むと血を介することで「気」の状態を感じることが出来ます。

そしてその人の「気」のバランスをみることでその人の体質はもちろん、性格なども把握することが可能です。
身体の「気」の状態がさえ分かれば、心(意識)の「気」の状態もわかるのです。

その中で身体の「気」のめぐりの悪さを鍼や灸・マッサージを使って良くするのが我々治療家です。

まとめ

「気」が何も特別なものではないということがわかっていただけたのではないでしょうか?
あなたは今、この瞬間も五感や、時には第六感などあらゆる感覚を駆使して様々な「気」を感じながら生きているのです。

この事を意識してみると、日常生活に新たな発見があるかもしれませんね。
以上「見えないけど、実はみんな感じている気の話」でした。
このブログを通じて少しでも、1人でも多くの方に東洋医学の魅力が伝われば幸いです。

明日もあなたが健やかでありますように。

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