新型コロナウイルス感染予防法を鍼灸師が東洋医学で解説
今ニュースで聞かない日が無い「新型肺炎」「コロナウィルス」。
奈良でも感染者が出たことが報道され、街中でもマスクをした方をたくさん見かけます。
薬局などでもマスクが売り切れで、欲しくても手に入らなくて探している方も多いのではないでしょうか?
今回は東洋医学的に基づいたコロナウイルス対策をご紹介します。
マスクなどの道具を使わずに今からすぐ実践出来る方法ばかりですし、風邪やインフルエンザを始めとした感染症全般に使える予防法ですので参考にしてみてください。
動画でも併せて解説していますので、こちらもどうぞ。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
▶︎松元佑仁のストーリーはこちら
目次
- ○ 新型コロナウイルス感染予防法を鍼灸師が東洋医学で解説
- ○ コロナウィルス感染予防法のポイントは小腸と肺
- ・その1.夜更かしと寝不足、特に就寝時間に注意
- ・その2.脂や冷たい物を摂り過ぎない
- ・その3.ウォーキングなどの軽い運動
- ・その4.気分の良い状態を意識する
- ○ 新型コロナウイルス感染予防法のまとめ
新型コロナウイルス感染予防法を鍼灸師が東洋医学で解説
連日、ニュースや新聞などで報道され「コロナウィルス」や「新型肺炎」といった言葉を聞かない日は無いですよね?
マスクがこれだけ売り切れている現状が、皆さんの警戒意識の高まりを表しています。
東洋医学では、目には見えない様々な「気」が存在し、複雑に混じり合うことでこの世界が出来上がっているという考え方があります。
その気が人間にも影響を与え、人を「元気」にしたり「病気」にしたりします。
今回のコロナウィルスは人を「病気」にする気(邪気)だということになりますね。
人の身体の中にも色々な形の気が存在するのですが、その中でも「衛気(えき)」という身体を守ってくれる気があります。
衛気は身体の表面をめぐって、外から邪気が体内に侵入するのを守ってくれます。
今回はこの邪気をコロナウィルスと定義し、この邪気から身体を守る方法を考えてみましょう。
コロナウィルス感染予防法のポイントは小腸と肺
衛気は小腸から発生し、肺の働きによって体表をめぐることで邪気から身体を守っているとされています。
つまり小腸と肺に負担をかけない生活をすることがコロナウィルス予防のポイントということです。
今回は小腸と肺に注目した予防法をいくつか挙げてみましょう。
その1.夜更かしと寝不足、特に就寝時間に注意
夜更かしと寝不足が良くないのは皆さんご存じだと思いますが、特に注意が必要なのが就寝時間(夜更かし)です。
いくら7時間睡眠時間を確保できていたとしても、23時から7時間寝た場合と深夜2時から7時間寝るのとでは意味が全く違います。
人間は元々昼に動いて夜は寝ている生き物ですので、本来寝ているはずの深夜に起きているのは身体にはストレスになります。
胃腸はストレスに弱いので、夜更かしが続くとそのストレスが胃腸に対して負担となります。
1日ぐらいは大丈夫ですが、あまりに続くと負担が蓄積し胃腸の調子が落ちてしまいます。
つまり衛気の発生が弱くなり、外からの邪気に対する防御があまくなってしまうのです。
その2.脂や冷たい物を摂り過ぎない
これも胃腸の負担をおさえることが目的です。
特に脂は様々な加工品に入っており、気付かないうちに摂り過ぎてしまいがちです。
お肉や揚げ物だけでなく、洋食には
・マヨネーズ
・チーズ
・ドレッシング
・カレーなどのルー
・オリーブオイル
パンや洋菓子にも
・バター
・マーガリン&ショートニング
・チョコレート
・生クリーム
などの油脂類が多く使われているのですが「乳化(にゅうか)」すると脂っこさを感じにくく、脂を摂っているという実感がわかりにくいので注意が必要です。
基本的にはカタカナ(横文字)の食べ物には脂が入っていると思って食べましょう。
冷蔵庫から出してすぐの冷たい飲み物や生野菜やフルーツ、乳製品なども胃腸を冷やして調子を落とす原因になるので摂り過ぎに注意が必要です。
食事では和食が煮たり茹でたりして、脂をあまり使わずに作るものが多いのでオススメです。
その3.ウォーキングなどの軽い運動
胃腸の経絡(気の通り道)が足につながっているので、散歩で足を動かすことで胃腸の動きをサポートすることが出来ます。
「腹ごなしの散歩」という言葉がありますが、食後に歩くことで胃腸を動かして消化や吸収を良くするという意味では東洋医学的な理にかなっています。
そして筋肉を動かすことで、筋肉に酸素を送るために肺の動きも活発になります。
散歩によって小腸と肺の働きを高めることで、衛気の発生とめぐりが同時に良くなるので一石二鳥です。
30分ぐらい歩けば胃腸の動きが良くなってくるので、止まらずに30分ぐらい歩く習慣をつけるとよいでしょう。
寒い時期はあまり激しい運動をして大量に汗をかくと、毛穴が開いて身体が冷えやすくなってしまうので身体が温まり小汗をかくぐらいの強度がオススメです。
その4.気分の良い状態を意識する
これが一番重要で難しいかも知れません。
「性質の似た気は集まる」という特性があります。
・水が集まって川になり、川が集まって海になる
・木が集って林になり、林が集って森になる
・人が集まって町になり、町が集まって国になる
このように似た性質のものは集まるという法則があります。
気分がマイナスになっていると、マイナスな気である邪気が寄ってくる可能性があるということです。
ニュースなどでは日々増える感染者や死亡者が出ましたというネガティブな部分がクローズアップされていることが多いので、あまり一生懸命見てしまうと
「こんなに広がってるのか…」
「自分や身近な人が感染したらどうしよう!」
などあまり不安感などを煽られてしまうと、ストレス(不安や恐れ)で小腸や肺の調子を下げかねません。
「気分」「気持ち」という言葉があるように心(感情)も気の一種です。
気分がマイナスになると、似た気が集まる法則に従って、マイナスな気(邪気)が集まってきます。
その邪気の中にコロナウィルスが混じる可能性もあるのです。
しかしこれを言い換えれば、プラスの「気分」でいればマイナスの「邪気」や「病気」は寄せ付けないということです。
色々言いましたが、結局何が言いたいかというと
「いつも幸せな気分でニコニコしていましょう」
ということです。
新型コロナウイルス感染予防法のまとめ
テレビで盛んに言われている通りうがいと手洗いはあらゆる感染症の基本なので、しっかりと行ってください。
というよりコロナウィルスが流行っていなくても普段からする習慣はつけて下さい。
その上で今回お話した予防法を出来る範囲で実践してみて下さい。
❝しっかり寝て和食を食べ、ニコニコしながら散歩して、帰って来たらうがい&手洗い❞+持っている人はマスクをすれば完璧です。
今回お話した予防法は無料で出来ますし、ノーリスクなのでやってみても損はないと思います。
続けないと意味がないので続けられそうなペースで気楽にやってみて下さい。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。