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不眠症の原因を東洋医学で解説「寝つきが悪い編」

寝ようとすればするほど眠れない。

そんな経験をしたことはありませんか?

厚生労働省の調査によると実に5人に1人が不眠に悩んでいるそうです。

 

・眠たくて布団に入ったのになかなか寝付けない

・あの人は一瞬で寝ているのに、なんで自分は眠れないんだろう?

・原因を知って、改善したい!

 

こんな思いをお持ちの方へむけて、不眠の根本になる原因と、その改善の方法を東洋医学的に解説していきます。

皆さんに馴染みのない東洋医学目線でお話していきますので、今まであまり聞いたことのないお話になるかもしれません。

 

しかし今回のお話に当てはまる人が、改善法をしっかり実践すれば3か月後にはかなり寝つきが良くなっているはずです。

不眠といっても4つのタイプがあるのですが、今回は寝つきが悪い「入眠障害タイプ」の不眠にフォーカスしてお話していきたいと思います。

目次

不眠症の原因を東洋医学で解説

寝付けない

布団に入ってさあ寝ようとしている時に「明日遅刻出来ないから寝ないと!」「昨日寝付けなかったから、今日は寝ないと!」って頭の中で考えていませんか?
実はそれが寝付けない大きな原因なんです。

寝付けない理由は「寝ようとし過ぎているから、眠れない」ということです。
なんだか矛盾して聞こえますよね?「え?寝ようとしないでどうやって寝るの?」と思われたと思いますので解説していきますね。

不眠の原因は安心していないから

人間の脳は安心しないと眠らないように出来ています。
眠っている時に外敵に襲われたらひとたまりもないので、自分を守るための脳の機能といえるでしょう。

人間を含む動物は「自分は今安全だ」と安心しないと眠らないようプログラミングされています。
「安心する」とは言い換えると「心が安定している」ということです。
つまり心が安定しないと眠れないということです。

「枕を高くして眠る」ということわざがありますが、中国の戦国時代ではいつ敵国の兵士が攻めてくるかわからなかったため、敵が大軍で攻めてきた時の地響き(足音)を寝ている時も聞き逃さないように地面に耳をつけて寝ていました。

しかし戦が終わると敵の襲来を恐れることなく、枕を高くして寝ることができるようになったという故事に由来しており、安心しないと寝ていられない様子を的確に表現しています。

頭に血が上るのも不眠の原因です

ストレス 肩こり 関係

東洋医学的に分かりやすく表現すると、眠れない状態は「頭に血(熱)が上っている状態」といえます。
よく怒ると頭に血が上るといいますがまさにその状態、いわゆるのぼせているんです。

➀眠ろうとするときに何かを考える
②脳が働くのに必要な血が、脳へ集まってくる
③血はとても温かいので、脳がある頭に血が集まると頭が熱くなる
④さらに脳の働きが活発になり、交感神経優位の興奮状態になってしまう
⑤この状態では眠れないからイライラする
➀へ戻る

という「不眠スパイラル」へ突入してしまうのです。
断言しても良いですが寝つきが悪い時は眠る時に必ず何かを考えています。

・仕事やプライベートで何か気になっていることがある
・嫌なことを言われた事を思い出したりして腹が立っている
・6時に起きないといけないから早く寝ないと!などと焦っている 
・今日あったことや、明日の段取りなどを考えている 

こんな感じのことを考えていますよね?
こんなに脳を動かしていることは、さっき説明した「いつ敵が襲ってくるかも知れずに警戒いている」のと大差ないので、こんな状態で眠れるはずがないんです。

もっと言うとこの状態の人は
・イライラする
・肩が凝る
・足が冷える
・頭が重い(ひどければ頭痛) 

このあたりの症状がおまけについてきているはずです。
これらの症状で当てはまる数が多いほど、のぼせているサインです。

不眠の原因を正す2つの考え方

ポイント➀楽天的になる

寝つきを良くするポイント➀の目的は、不眠スパイラルに入らないことです。
そのためには脳を働かせないようにする必要があります。
オススメは「まあいいや!」と考えることです。

「~しないといけない!」という考え方はどうしても自分にプレッシャーがかかり、脳が興奮してしまいます。
布団に入る前に「色々あるけど、まあいいや!」と気持ちを切り替えてから眠るように意識していると少しずつ出来るようになってきます。

では「そんなの出来たら苦労しないよ!」と思ったあなたに質問です。
あなたは初めて自転車に乗って、その瞬間から上手に乗れましたか?
会社に入ったその日から、先輩と同じ仕事ができましたか?

苦労しながらこなしているうちに出来るようになっていったのではないですか?
大切なのはやろうとすることです。
自分には出来ると意識してやり続ければ、時間がかかっても必ず出来るようになります。

ポイント②安心する

実は不眠スパイラルの➀に入るためのスイッチがあります。
それが「不安」です。
寝よう!と意識し過ぎてしまうのも、元はと言えば「寝付けないんじゃないか?」という不安が原因です。

この不安が何かを考えてしまうスイッチになっているんです。
では安心するにはどうしたらいいか?オススメの方法は「大丈夫」と口に出して言うことです。

1.「大丈夫」と言葉にする
2.「大丈夫」という言葉が自分の耳に入る
3.脳は「何で大丈夫なんだろう?」と考え、判断材料を脳の中から探し出す
4.大丈夫と思える理由がみつかることで、自分は安全なんだと安心する
5.心が安定して眠れる 

頭の中でだけ「大丈夫」と思うより、口に出して耳から入れた方がより「大丈夫」と思い込みやすくなります。
出来るだけたくさん、自分に「大丈夫」という言葉をプレゼントし続けて下さい。

不眠の原因はあなたの「クセ」

不安や安心を作っているのは誰でしょう?
それは、あなた自身です。
同じ体験をしても、人によって受け取り方が違うため、考え方によってその体験の印象は大きく変わります。

例えば震度4の地震が起こったとします。
それを体験したAさんとBさんの受け取り方をみてみましょう。
Aさん・・・4で済んでよかった(安心) 
Bさん・・・今は4だったけど、今度は6や7が来るかもしれない(不安) 

ここまで聞いていただいたあなたなら、AさんとBさんのどちらの方が寝つきが悪いか分かりますよね?
そうです、寝つきが悪い原因は体質ではなく考え方なんです。
生まれついての体質を変えることは出来ませんが、考え方は変えることが出来ます。

そして考え方とは「クセ」です。
クセは意識すれば必ず直すことができます。
意識を変えるには100日=約3か月かかると言われています。

3か月もかかるの!?と思いましたか?
逆に言えば何十年と悩んできた不眠(クセ)が、たった3か月で変わるんですよ?
しかも考え方を意識するだけですから道具もお金も必要ありません。

必要なのはあなたが本気で変わりたいという想いだけです。
3か月後に、今より寝つきが良くなったあなたになっていることを信じています。
それでは今日はこの辺で。

明日もあなたが健やかでありますように。

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