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【女性必見】貧血は東洋医学で改善しよう【奈良の鍼灸師が解説】

「私の貧血は体質だから仕方がない!」と思っていませんか?

確かに生まれつきの体質を根本から変えることは難しいです。

しかし生活に支障が出ない範囲に改善出来るとしたらどうでしょう?

 

鍼灸やマッサージ施術を通して、多くの貧血の方をみてきましたが、貧血になるには原因があります。

その原因を知り、食べ物や生活習慣などを見直し、時間をかければ改善する場合がほとんどです。

 

一般的な西洋医学に基づいた方法で良くならなかった人も、今までと違うは東洋医学な方法で貧血と向き合ってみて下さい。

動画でも解説していますので、併せてどうぞ。

 

 

目次

貧血は東洋医学で改善しよう

ストレス 病気

貧血を改善していく上で、特に重要になるのが「胃腸」です。
東洋医学では胃腸で食べた物から血肉が作り出されると考えています。
そのため胃の働きが落ちると、血肉が出来る量も少なくなってしまい、血の絶対量も少なくなります。

これが東洋医学的な貧血の原因になります。
温かい血は体温そのものなので、この温かい血が少なくなると身体は冷たく感じます。
貧血の人に冷え性の人が多いのもこのためです。

貧血は東洋医学では血虚(けっきょ)といい、血が少ないことを意味しますので、やはり胃腸の働きを高め、血の絶対量を増やしていくのが貧血改善の近道です。

次からは胃腸の働きを高めることで、血を増やすポイントを大きく3つに分けてお話していきます。

貧血改善のポイント➀食べ物

冬場は身体の筋肉が冷えて固くなっているので、身体が動かしにくいですよね?
実は胃腸を始めとする内臓も筋肉の一種なので
冷えると固くなって動きが悪くなってしまうのです。

胃腸が冷えると、食べ物からしっかり血肉を作る働きが下がり、血の生産量が少なくなってしまいます。
食べ物には胃腸(身体)を冷やすものと温めるものがありますので、極力冷える物を避け、温める物を摂ることを知ってもらう❝血を増やす食事❞をお話したいと思います。

胃腸を冷やす食べ物

胃腸を冷やす食べ物を摂れば摂るほど胃腸は冷え、血肉を作る働きは下がってしまいます。
中には一般的に身体を温めると勘違いされている食べ物もあるので
注意して、極力避けてください。

普段からあまり食欲が無く、食べるとすぐお腹いっぱいになってしまう(食が細い)人は胃腸が冷えている可能性が高いので特に避ける必要があります。
・生もの(生野菜、果物、お刺身)
・牛乳
・夏野菜(トマト、スイカ、ナスなどのウリ野菜)
・砂糖
・アルコール
・辛い物(唐辛子などのスパイス類)
・冷たい物(アイス、スイーツ、ジュースなど)

辛い物やアルコールなどは一時的に身体が熱くなるので温まったと勘違いされやすいのですが、一度温まった後にその熱が発散されるので結果的には冷えてしまいます。
果物や砂糖などの甘い物は口当たりが良くついつい食べてしまいがちです。

牛乳や夏野菜などは熱い状態で食べても、冷える性質は完全には消えないので避けた方が無難です。
冷蔵庫に入っていた冷たい物をそのまま口にいれるのもご法度です。

あと冷えるのとは少し意味合いが違うのですがパンや麺類などの「小麦粉」は血に変わりにくいので、お米にした方が血が出来やすいです。

胃腸を温める食べ物

胃腸を温めることで、胃腸の筋肉が柔らかくなり動きがよくなり、
血肉を作る能力がアップします。
今までの食事に意識して取り入れてください。

・根菜類(ニンジン、大根、ごぼうなどの根物野菜)
・塩、味噌、醤油
・血が出来やすい食材(レバー、牛肉、マグロの血合い、お餅など) 

体質的に、よほど胃腸の冷えがきつくない人は
普段食べている食事から冷える食べ物を抜いていくと、胃腸の冷えが取れてきます。
例えるなら綱引きの様なもので、
冷える食べ物チームの人数を減らして、温める食べ物チームの人数を増やす。
そうすれば綱は温めるチームへと引っ張られるイメージです。

オススメの料理は❝和食の煮炊き物❞です。
煮炊きして作ると胃腸の負担になる油をほとんど使わず
生から加熱することで冷えを抑えて食べることが出来るからです。

あと注意点ですが、今までの食事に
足し算や引き算をしてバランスの良い食事を心掛けて下さい。

「1日30品目摂りましょう!」
とよく言われますが、そのぐらい色々なものを食べれば
、冷えるものばかりに偏らず、温めるものも自然と摂ることになります。

栄養バランスだけでなく、冷えと温めるのバランスもとりやすくなるので
「必ず30品目摂らないと!」
と完璧を目指さないで大丈夫なので
「30品目ぐらい摂れたらいいな」ぐらいの意識で十分です。

貧血改善のポイント②睡眠

睡眠中が一番内臓が動いている時間なのは知っていましたか?

人間は元々、自然の中で暮らし昼間は食べ物を探すのに
動き回って活動する必要がありました。

手足の筋肉を動かすためには血が必要で、手足の筋肉に血が回ることで力を発揮出来ます。

そのために昼間は、内臓に回ってくる血は手足にまわる分だけ少なくなり
その分内臓の働きは抑えられています。

しかし睡眠中は、動き回る必要がないので、
手足の血が内臓へ戻ってくることで内臓の働きは最高潮を迎えます。

この内臓(胃腸)の最高の活動時間である睡眠をしっかり意識しないと、せっかく貧血に効く食べ物を食べたのにそこから血が作られないという残念な結果になります。
まず睡眠時間は最低でも6時間は切らないようにしたいところですし、7時間確保出来ると理想的です。

そして睡眠において、睡眠時間と同じかそれ以上に重要なのが「就寝時間」です。
遅くても日付が変わるまでには寝ましょう。

人間は元々暗くなったら眠るという動物なので、本来寝ているはずの時間に起きていること自体が胃腸には負担(ストレス)になります。

1日ぐらいでしたら急激に調子を崩すということは少ないです。
しかし夜更かしや寝不足がつづくと、胃腸への負担は蓄積します。
夜更かしや寝不足をしてしまった次の日は
・早く寝る
・長く寝る
を心掛け、続けて負担をかけ続けないようにしましょう。

貧血改善のポイント③メンタル

睡眠でも触れましたが、身体だけでなく精神的な「ストレス」は内臓の働きを悪くしてしまいます。
ストレスがかかっている時間が長ければ長いほど、内臓が働ける時間が短くなり内臓本来の役割が果たせなくなります。

これでは食べた物を血肉に変える能力が落ちてしまい、長期間に及ぶことで血の絶対量も少なくなり貧血へとつながります。
これを防ぐにはやはりストレスがかかっている時間を短くすることです。

ストレスを軽減するにあたって特に女性におすすめなのが「話すこと」です。
女性は自分の中にストレス(負の感情)が生まれた時、それを自分の中に置いておくと、どんどん自分で大きくさせてしまう傾向が見られます。

ストレスを受けたその瞬間より、後から腹が立ってきたりする経験は多くの方が思い当たるのではないでしょうか。
ですのでストレスを受けたら、なるべく早くストレスを外に吐き出してしまうことです。

特にそのストレスになる問題が解決出来なくても構いません。
話して外に吐き出すだけでかなり切り替えが早くなります。
気持ちを早く切り替えることで、胃腸へ悪影響を及ぼす時間が減り、本来の胃腸の調子を発揮しやすくしてあげることが大切です。

貧血改善のポイントまとめ

ストレス 眠れない

おさらいしておくと血を増やすポイントは3つ。
➀胃腸を冷やす食べ物を極力減らし、温める食べ物を足す
②日付が変わるまでには寝て、睡眠時間を7時間確保する
③ストレスを受けたら、誰かに話し外に吐き出して気持ちを切り替える 

この3つを普段の生活で意識してみて下さい。
コツは毎日少しずつ、自分に出来る範囲で実践することです。
完璧でなくても、全然構いませんので出来ることから初めてください。

大切なのは少しずつでも続けることです。
・毎朝のパン食をご飯とパンの日替わりにしてみる
・ランチの洋食を週に何度か和食にしてみる
・30分早く布団に入る 

など以前と少し意識を変えると、行動も少し変わります。
今までの行動の選択が今のあなたの身体の状態を作り、今からの行動が未来のあなたの身体の状態作ります。

1日1日は小さな変化かも知れませんが、その小さな変化に気付きそれを楽しんでください。
小さな変化を少しずつ積み上げ、3か月ほど経てば以前のあなたと顔色や身体の軽さなどが変わっているでしょう。

当然です、この3か月の努力が今のあなたを作っているのですから。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

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