ニキビは食べ物で改善しよう【鍼灸師が東洋医学で解説】
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
突然ですが質問です。
「あなたが普段食べているものがニキビにどれだけ悪いか、本当に知っていますか?」
食べているものがニキビにどう影響しているのかを知らないと、いくら洗顔や化粧水などのスキンケアを頑張っても望み薄です。
せっかくあなたの努力が無駄にならないよう、どの食べ物がニキビにわるいかという知識を身につけましょう。
そしてそれらが具体的にどうわるいのかを東洋医学的に解説します。
それを知ることはニキビの改善だけではなく、あなたの健康そのものの維持にも役立つでしょう。
動画でも合わせて解説します!
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
ニキビは食べ物で改善しよう
鍼灸やマッサージを通して、なかなか身体が良くならないという方をいろいろ見てきましたが、
身体が良くならない理由は単純で❝身体が良くなることをしていないから❞。
色んな方をみて思うんですが
「身体に良いことは頑張るけど、身体に悪いことはやめようとしていない」
方がすごく多いですね。
足し算はがんばっているけど、引き算に意識が出来ていないという感じでしょうか。
ダイエットに例えると、
「運動はがんばってやってるけど、カロリーの高いものもガンガン食べている!」
あなたはこのダイエットがうまくいくと思いますか?
ニキビの改善も一緒です。
「スキンケアは頑張っているけど、ニキビに悪い食べ物はガンガン食べる。」
これじゃあニキビが良くならないのも無理ないですよね?
要するにニキビを改善していくポイントは
引き算をがんばりましょう=ニキビに悪い食べ物を減らしましょうということです。
でも多くの人は自分の食べているものがニキビに悪いと
気づかないで食べてしまっていることも多い。
だからこそちゃんと知る必要があるんです!
それでは東洋医学でニキビにわるい食べ物を見ていきましょう。
ニキビ改善と食べ物の関係
ここで少し東洋医学でニキビのことを少し理解しておきましょう。
東洋医学では「内熱(ないねつ)」といって
ニキビ=身体の内側に熱がこもっている1つのサインとしてとらえます。
内熱がこもる食品は主に
・油っこいもの
・甘いもの
・炭水化物
・辛い物、アルコール
よく食べがちなものを挙げてみると
・油っこいもの(インスタントラーメン・ヤキソバ・うどん、カレー、シチュー、揚げ物、
マヨネーズ、チーズ、ドレッシング、牛肉、ナッツ類 など)
・甘いもの(ケーキ、アイスクリーム、ドーナッツなどいわゆるスイーツ、菓子パン、
ジュース、甘いコーヒ飲料、乳酸飲料、お菓子 など)
・炭水化物(ラーメン、パスタ、うどん、パン、お好み焼きなどの粉もの、おかきや
せんべいなどの餅菓子をふくむ餅 など)
ニキビは内側にこもった熱だと言いましたが、
この熱というのは東洋医学でいう「火」の性質を持っています。
脂っこいものや辛いものがニキビに悪いのは「火に油」だからです。
内熱のこもっている状態で油を摂る
↓
火が燃え上がる
↓
内熱がひどくなる=ニキビがひどくなる
これによりニキビの炎症がきつくなり、赤いニキビがでやすくなります。
そして甘いものや炭水化物がニキビに悪い理由は「膿みやすくなる」からです。
これらのものを食べれば食べるほどあなた自身が
「ニキビさん、どうぞひどくなってください」
と応援しているようなものです。
にきび改善に大切なのは、食べ物じゃなくて「食べ方」
こんなに悪いものばっかり言われたら食べる物ないけど!!!
という方は普段からこうゆうものばかり食べているということですね。
(だからニキビが良くならないんでしょうけど。)
でもそういう方に朗報です。
実はさっき言ったニキビに悪いものは、食べてもいいんです!
でも1つ条件があって、それは「食べ過ぎないこと」
あなたにしてほしいのは、
食べているもののどれがニキビに悪いかをちゃんと知り、その食べ方を覚えることです。
きびしいことをいうようですが食べものに罪はありません。
あなたがそれを食べ過ぎていたことが罪=ニキビの原因なんです。
しかしそのことを自覚したなら必ずあなたは変わります。
意識が変われば行動(食べ方)が変わり、食べ方は身体を変えます。
なぜなら身体は食べたものでつくられているからです。
ニキビを改善する食べ方
油が多い揚げ物や洋食や中華は言わばごちそうです。
ごちそうは特別な時に、たまに食べるからごちそうなんです。
洋食やカタカナのついた食べものには油をつかった料理が多いので、
それらの料理は食事全体の3割以下に抑えるように意識してみてください。
例えば1日3食で1週間で21食あるとしたら、
上に挙げた油っこい食べものを21食中6食以下にしていくイメージです。
普段の食事に最適なのは煮炊きものを中心とした和食です。
和食には油や砂糖をあまり使わない、
いわば粗食が多く普段食べるには最適な料理です。
スイーツ、菓子パンなどには油+砂糖が多く使われているので、
週に2個までに抑えることをオススメします。
麺類やパン、粉ものは炭水化物が多く、
1日2食以上にならないよう意識してみてください。
例えばランチにパスタ食べたいから、朝と夜は米にするみたいな感じです。
ジュースや甘いコーヒー飲料などを
水分補給替わりにちょこちょこ飲む飲み方も良くありません。
水分補給は水かお茶にして、甘い飲み物などはペットボトルではなく、
200mlぐらいの小さめのものにし、30分ぐらいで飲み切る。
長い時間をかけて、甘い飲み物やお菓子を
ちょこちょこ飲み食いする習慣は身体を膿みやすくします。
食べる時間を決め、食べる時間と食べない時間をはっきり作り
ダラダラ飲み食いしないことです。
まとめ
ニキビを東洋医学で改善するポイントを整理するとこんな感じです。
・今食べている、ニキビに悪いものを知り、正しい食べ方を理解する
・ふだんの食事は煮炊き物を中心とした和食
・洋食やカタカナの食べ物には油が多いと思って食べ、食事全体の3割以下に抑える
・小麦粉は1日1食程度に抑える
・菓子パンやスイーツは週2個まで
・甘い飲み物やお菓子は、食べる時間と食べない時間を決め、メリハリを作る
あなたのニキビが食べものが原因であるなら、これらの中で思い当たる項目が必ずあるはずです。
しかし、それさえわかればこっちのものです。
あとは減らすだけですが、全部守るのはキツイし無理そうですか?
でもちゃんとコツがあって、少しずつできそうなところから減らせばいいんです。
油や炭水化物はカロリーが高く、人間の脳はカロリーの高い食べものをおいしく感じるようにできています。
なので、一気に減らすと物足りなさに耐えきれず食べてしまうのです。
今食べている油や炭水化物の量を10として、適正量が5だとします。
10から、8ぐらいの量に減らし、その状態を1~2週間続けて感覚を慣らします。
そして8で我慢できるようになったら
今度は6にしてみる、という感じで少しずつ減らしていくのがオススメです。
遠回りなようですが、実はこれが一番の近道かつ確実な方法です。
この方法なら1カ月で半分ぐらいまで減らしていけます。
さいごにメッセージ
「安いから」「めんどくさいから」とファストフードやインスタント食品、
菓子パンなんかを食べていた人もいるのではないでしょうか?
そういった手軽で便利な食べ物を和食に置きかえるには、きっとお金がかかるでしょう。
じゃあやめますか?
そのかかるお金はあなた自身の健康や将来に対する投資です。
病気や痛みといったものは自分を大切に出来ない心なら生まれます。
自分のために投資しよう!と思ったあなたなら絶対大丈夫です。
もし自分に投資する価値はないと思ったならそれは勘違いです。
少なくとも、このブログをさいごまで
読んでくれたあなたは僕にとって価値がある人です。
あなたが少しでも自分の価値に気付いてくれたら、あなたが手に入れるのは
ニキビが良くなった未来だけでなく、自分を大切にできる心です。
あなたはそれができる人であることを信じています。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。