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【意外と知らない】風邪のときNGな食事を東洋医学で解説

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

風邪のときにこれらを口にすることはNGです。

 

・食べやすいからうどん

・口当たりがいいからプリンやアイス

・水分補給にスポーツドリンク

 

これらのものを食べれば食べるほど、後で痰に苦しむことになります。

今回は病院では教えてくれない、風邪の時に意外と食べているけど実はNGな食事について東洋医学で解説していきます。

 

動画でも併せて解説します!

 

 

 

目次

風邪のときNGな食事を東洋医学で解説

先ほど挙げたとおり、うどん、アイス、プリン、スポーツドリンクはNGです。
これらの食事をとればとるほど、痰が出て苦しむことになるからです。
なぜ痰の原因になるのかというポイントは「小麦」と「砂糖」です。

では次に、その理由を東洋医学で詳しく解説していきます。

風邪の食事で小麦と砂糖がNGなわけ

風邪は東洋医学でいうと肺の調子が落ちることで、関連する呼吸器症状(咳、くしゃみ、鼻水など)があらわれる病気です。
そして肺は経絡というもので胃腸とつながっていて、お互いに影響を及ぼし合っています。風邪で肺の調子が落ちると、つながっている胃の調子も落ちます。

昔から風邪の時に「おかゆや雑炊を食べて温かくしてゆっくり寝ましょう」といわれますよね?
肺に連動して胃腸の消化や吸収の能力が落ちているので、消化が良いおかゆや雑炊を食べることで胃腸の負担が最小限におさえられるからです。

東洋医学では胃の裏側に脾(ひ)が位置していて、この脾が胃を動かしている胴元だと考えます。
砂糖や小麦粉などを使った食べ物を食べると、脾に負担がかかり消化不良を起こすことで痰湿(たんしつ)という病理産物(余分な水分)が脾から生み出され、肺に貯まります。
この痰湿がいわゆる痰として口から排出されます。

まとめるとこうなります。


  風邪により肺の調子が落ちる
     ↓
  経絡でつながっている脾や胃腸といった消化器系の調子が落ちる
     ↓
  砂糖や小麦を食べることで消化不良を起こし痰が出来る


これを防ぐには、風邪の時は砂糖や小麦を避ける必要があるというわけです。

風邪の食事を具体的に

では痰が出来るのをふせぐために、風邪の時の食事を挙げていきましょう。

先ほども言いましたが食事は基本的におかゆがいいですが、食欲があるようなら具材を入れた雑炊もよいでしょう。
とにかく消化がよく、胃腸に負担のかからない食事にしてください。

たまに「元気つけないといけないから」とお肉などのガッツリした食事や辛い物を食べようとする方がいます。
しかし、脂っこいものや刺激物は胃腸に負担がかかるのでNGです。

あと水分補給は水かお茶にしましょう。
スポーツドリンクやジューズなどは砂糖がたくさん入っているので痰の原因になるだけでなく、砂糖(甘味)には身体を冷やす性質もあります。

胃腸が冷えると胃腸の筋肉が固くなって動きが悪くなり、消化や吸収という働きが落ちてしまいます。

南国などの熱い国でフルーツや甘い物が好んで食べられるのは、含まれる糖分で身体を冷やし暑さから身を守るためです。
ですからプリンやアイス、フルーツなど糖分がたくさん含まれる甘い物はオススメできません。

甘い物は口当たりがよく食べやすいですが、食べるほど胃腸を冷やし、余計に食欲がでないという悪循環に陥ってしまいますので、極力さけましょう。
口当たりがよいという理由でうどんを食べる方もいると思います。

しかし、小麦は痰の原因になるので麺類やパン、粉ものも風邪の間はやめておくことをオススメします。

風邪の時は食事を抜くのも1つの手

どうしても食欲が出ないという方は、負担のかかるものを無理に食べず1食抜くのも手です。
1食食べられない程度なら経口補水液もオススメです。

経口補水液はスポーツドリンクに比べて糖分が少ないので、食欲のない時に飲むようにするとミネラルなどを補給できます。
しかし丸1日食べられていないという場合なら病院で点滴などの処置をうけるべきでしょう。

どうしてもうどんやプリンしか食べられないなら、少し食べると食欲がでてくることもあります。
まったく食べるなとは言いませんが、食べるほど負担はかかるので自覚して食べるようにしましょう。

以前、僕が風邪をひいた時にこんな実験をしました。


 ・朝はパン

 ・昼は麺類

 ・1日1本スポーツドリンク

 ・1日1回間食にフルーツ

 
という食事を風邪の間、3日ほど続けてみたところ、治りがけから大量の痰が出始め、風邪が治ってからも1週間ぐらい苦しみました。
もし今回の話が信じられない方は風邪の時に、紹介したNGな食事だけで過ごしてみてください(オススメはしませんが…)

NGな食事は熱や咳、身体のだるさという風邪の症状が治まってから食べるようにしましょう。

風邪の時の食事まとめ

まとめると、東洋医学における風邪の時の食事は以下のとおり。


 ・小麦(麺類、パン、粉もの)と砂糖(甘い物や甘い飲み物)を極力さける

 ・おかゆや雑炊で胃腸の負担をおさえる

 ・脂っこいものや辛い物は胃腸の負担になるので避ける

 ・水分補給は水かお茶にして場合によっては経口補水液

 ・食べられない時は無理に食べないのも手

 
プリンやアイスは治ってからのごほうびに取っておきませんか?
消化器系に負担がかかるので、ごちそうも治ってからのごほうびにしておきませんか?

そのほうが結果的には風邪も早く良くなって、早く好きなものを食べられるようになりますよ。
それでは今日はこの辺で。

明日もあなたが健やかでありますように。

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