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針治療の「ズーン」を奈良の鍼灸師がわかりやすく解説

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

針治療受けた時に「ズーン」って感じたことありませんか?

また針治療をしたことのある人から、そんな話を聞いたことはありませんか?

 

今回は奈良の鍼灸師が針治療の時の「ズーン」について、わかりやすく解説します。

これを読めばその正体や、なぜそんな感覚がするのかという疑問の真相を知ることができますよ。

 

正しく針を理解し、身体がしんどい時の針治療で身体がすっきり軽くなる感動を味わってみてください。

動画でも併せて解説しています!

 

目次

針治療の「ズーン」を奈良の鍼灸師がわかりやすく解説

ストレス 眠れない

針治療で針を刺した時に「ズーン」という感じがするのは❝針がツボに当たりましたよ❞というサインです。
一般にこのズーンという感覚は「響き(ひびき)」と呼ばれ、「響く」と言ったりもします。
「響き」と一口に言っても人によっていくつか種類があり

・針を刺している部分やその周辺が重たく感じる
・身体の中を手で押されている感じ
・電気が流れているような感じ
 
など受ける人によってさまざまな表現があります。
また人によってこの響きを気持ち良いと感じる方もいれば、痛いと感じることもあります。

過去に針治療を受けたことのある方なら「あ~あの感じね」とわかってもらえると思います。
しかし、あくまで感覚的なものなので、体験してみないと口ではなかなか伝わりずらいのが本当のところです。
それぐらい独特な感覚なので、体験すると「あっこのことを言ってたのか」と思うはずです。

針治療の「ズーン」の正体

・針治療の針を刺した時のズーン=針の響き
・響き=針がツボに当たったサイン
 
と言いましたが、なぜ針を刺すとズーンという響きが起こるのでしょうか?
針の響きを理解するうえで知っておく必要があるのが「気」という考え方です。

東洋医学では人間の身体には目には見えない「気」というものがあり、この気が体中をくまなくめぐっていると考えます。
この気が川の流れのようにスムーズに流れていると身体は軽く感じ、調子は良い状態です。
しかし様々な原因でこの気の流れが悪くなると、身体が重く感じたり、痛みを感じたり、病気になったりします。
針は気の流れが悪くなっているのを整えるために考え出されたものです。

この気の流れが滞った場所がツボであり、いわゆるこっている状態です。
気の流れが悪くなり、滞っている場所(ツボ)が、針によって流れが良くなる時の感覚が「響き」なのです。

ズーンという感覚は❝針がツボに当たりましたよ❞というサインだといいましたが、もっと言えば響きは❝滞っていた気が流れたサイン❞と言えるでしょう。

針治療の「ズーン」をわかりやすく理解

ストレス 冷え

針治療のズーンは、車の渋滞をイメージしてもらうとわかりやすいです。

道路で先頭の車が信号や事故などで停まっていると、後ろから次々に車がやってきて渋滞がおこりますよね?
渋滞の原因になっている車や問題を取り除くと、また車の流れが生まれて渋滞は解消します。

この渋滞を解消するための手段が針治療であり、車の流れが良くなったサインが響きだと思ってください。
そしてこの渋滞が、長く大きくなるほどツボを押したときの痛みなども強くなります。
それと同時に、長く大きな渋滞であればあるほど、これが解消した時の響きも強くなります。
つまり身体の調子が悪く、気の流れが滞っていればいるほど、針をした時のズーンという響きも強くなるということです。

調子の悪い時と、調子の良い時と全く同じように針をしたとしても、針を受ける側の体調によって針の感じ方が変わります。
針治療を受けることに慣れてくると、受けている響きの感覚で自分の体調をある程度理解することも出来るようになります。

針治療と(ズーン)響き

針治療のズーン(響き)を痛いと感じる人は、調子が悪い時ほど痛く感じます。

しかし鍼灸師が、針の刺し方や針の種類などを変えることで刺激の強さを調整することは可能です。
1度針を受けてみて、もし響きがあまり得意でないなら「響くのが苦手なので、弱めにお願いします」と言ってみてください。
響けば響いただけ良くなるというものではなく、加減が重要になってきます。

しかし一番良いのは、調子が悪くならないようにお客さん自身が体調を管理することです。
ちゃんとした鍼灸師なら、あなたの体質に合わせた生活習慣をアドバイスしてくれるでしょう。

治療は針をする側とされる側の2人で作っていくものです。
お互いの信頼関係無しに治療がうまくいくことはありませんので、針を受けようという方は覚えておいてください。
自分の身体は自分で良くしていくんだ!という意識をもつことが大切です。

針治療のズーン(響き)のまとめ

針治療の時のズーンという響きは「ツボに当たりましたよ」「滞っていた気の流れが良くなった」というサインです。

針治療は見えない気の流れを調整します。
腰痛を手のツボを使って良くしたり、肩こりを手のツボで良くしたりすることもあります。

一見すると魔法のようなビックリするような効果をみせることもあります。
しかし、東洋医学はれっきとした学問であり、出来ることにも限りがあります。

ある程度の痛みや病気にも対応は出来ますが、まずは痛みや病気になるような生活習慣をあなた自身が避けることが一番重要です。

それでも体調が悪くなってしまった時は東洋医学を頼ってみてください。
針のひびきや効果に驚き、あなたの身体や人生が東洋医学によってより良いものになることを願っています。

そして今回のブログがそのきっかけになれば、これ以上うれしいことはありません。
それでは今日はこの辺で。

明日もあなたが健やかでありますように。

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