五行治療院ブログBlog

Blog

090-9983-3792

受付時間

9:00~18:30

※営業のお電話の対応はしかねますので、ビジネス関連のご提案は問い合わせフォームよりメールでお願いいたします。

 

定休日

日曜(祝日は通常通り営業)

Home > 五行治療院ブログ > ストレスと頭痛って関係あるの?大ありです!【鍼灸師が東洋医学で解説】

ストレスと病気

ストレスと頭痛って関係あるの?大ありです!【鍼灸師が東洋医学で解説】

 

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

ストレスと頭痛は切っても切り離せないと言ってもいいほど、深い関係があります。

心配事を頭痛の種なんて言ったりしますよね?

実際にあまりに思い悩んだりイライラして、頭が痛くなった経験をお持ちの方もいるでしょう。

 

ストレスがかかって頭痛がすることは、勘違いではなくまぎれもない事実です。

ではなんでストレスを感じると頭痛がするのでしょうか?

 

今回は、ストレスがどのように身体に影響するのか、心と体のプロが東洋医学でわかりやすく解説します。

 

目次

ストレスと頭痛って関係あるの?大ありです!

ストレス 病気

ストレスは、言いかえるなら心への負担です。

ストレスによって頭が痛くなるのは、ストレスで心に負担がかかることで、身体の気の流れが乱され、それが頭にあらわれて「頭痛」という形で身体にあらわれているからです。
東洋医学では、身体には魂(心)が宿っており、心と体は2つで1つのものであるので、切っても切り離せないという考え方があり、心身相関(しんしんそうかん)とよばれます。

例えるなら、身体と心は鏡のような関係です。
心の状態は鏡のように身体に映し出され、身体の状態もまた心へと映し出されるという構図になっています。

すこしわかりにくいと思いますので、次でわかりやすく説明していきますね。

ストレスと頭痛の関係性

心身相関が1番わかりやすいのが顔です。

心が楽しい時、顔は笑顔になりますよね?
心が悲しくなれば、顔は暗くなりますよね?

顔の「表情」とは感情が表れると書きます。
まさに心が鏡のように、顔という身体に映し出されているというわけです。
西洋医学でも心身症という病名があり、ストレスで胃潰瘍になったりすることが科学的にも証明されています。

東洋医学では、感情がそれぞれの内臓に宿っていると考えています。
そして写真のように経絡(けいらく)という気をめぐらせるための通り道があり、内臓から全身に伸びて身体中にはりめぐらされています。

気は感じることは出来ますが、実体がないので見えません。
なので、気が通る経絡も見えません。
※これが東洋医学がうさんくさく感じるところですね。
下に気の詳しい解説のリンクを貼っておきますので、気がよくわからなくて話が入ってこない方は、先に気の話を読んでみてください。

内臓から伸びた経絡は、身体中の筋肉などにつながっています。
要するに心から内臓へ、内臓から身体中の筋肉へと、経絡を通じて心と身体はつながっているんです。

 ・人前で緊張すると、無意識に手や足に力が入っている
 ・家族とくつろいでいる時、力が抜けてリラックスしている
 
ね?完全につながっているでしょ?
❝体と心がつながっている❞と別に難しく考える必要はありません。
皆さんが日常経験のあるごく当たり前の話なんです。

ストレスはこうして頭痛に変わります

寝付けない

例えば、東洋医学ではイライラしたりする「怒り」の感情は肝(かん)に宿っていると考えています。
「あれもしないと、これもしないと」とイライラしたり怒ることで、肝の動きが活発になります。
しかしあまりにイライラすると、イライラした分だけ肝の働きははげしくなります。

人間も仕事が忙しくなればなるほど、身体に負担がかかって疲れますよね?
肝も同じです。

つよいイライラによってはげしく働かされることで肝に負担がかかります。
しかし、肝は人の生命維持には必要不可欠なものです。
肝に負担がかかって、もし機能しなくなれば人は死んでしまいます。
なので身体は肝にはなるべく負担がかからないよう、肝の外にこの負担を吐き出そうとします。

この肝から吐き出された負担が、経絡を伝って頭に及ぶことで頭の気の流れが乱され、頭が痛くなるというわけです。

肝に関わる経絡は、こめかみや頭頂部、首の後ろなどをめぐっています。
こめかみの気が乱れれば片頭痛、頭のてっぺんの気を乱せば頭頂部の頭痛、首の後ろの気を乱せば後頭部の頭痛といった感じで頭痛がおこります。

乱れている気の量が少なければ、頭がすこし重いぐらいで済むのですが、イライラすればするほど気の乱れはきつくなります。
頭が重いという感覚から、痛いという感覚に変わります。
さらにイライラして気が乱れると、比例して痛みの程度も強くなっていくのです。

頭痛を避けるには、ストレスを避けましょう

ストレス 病気 独り言

もちろん少しイライラしたぐらいでは何の問題もありません。
イライラの程度や時間によって、頭痛の程度も変化します。
イライラが原因で頭痛がひどいということは、よほど強くイライラしたり、長い間イライラしていたことを示しています。

ストレスといっても、人にはいろいろな感情があります。
怒りをはじめ恨みや妬み、悲しみ、不安、恐怖などのいわゆる負の感情が心への負担(ストレス)になります。
心が負、つまりマイナスになるとつながっている身体の調子もマイナスに傾いていきます。
身体の調子が悪いということは、同じだけ心の調子もくずれているということです。
逆に言えば心がプラスの感情(嬉しい、楽しい、幸せ、感謝、愛など)に傾けば、身体の調子も良い方向へ傾くということです。

しかし、一切マイナスな感情になってはいけないということではありません。
大切なのはマイナスの感情にならないことではなく、マイナスの感情のままでいないことです。
もちろんマイナスな感情にならないに越したことはないのですが、短い時間のうちにプラスの感情に切り替わってしまえば、身体への負担は大きくありません。

マイナスな感情を持ったままだと、身体がマイナスな方へ引っ張られてしまいます。
すると身体の余裕が少なくなり、心の余裕が少なくなって、それがまた身体に反映されるという悪循環に陥ってしまいます。
気持ちを切り替えることは、悪い循環を切ることを意味するのです。

頭痛とストレスのまとめ

ストレスという心の問題が、どうやって頭痛を起こすのか理解していただけたでしょうか?
心の問題は、鏡のように常に写り続けています。
身体に頭痛という身体の痛みがあるということは、心が痛くなるようなストレスがあるということです。
心は身体の痛みを使って、心が苦しいんだと伝えようとしてくれているんです。

自分の心の中のことは、意外と自分自身でもわからないものです。
しかし痛みという身体の声に耳を傾ければ、自分の心の痛みにも気付けるでしょう。

忘れないでください、あなたの身体はあなたの心をいつも映し出す鏡だということを。

それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

シェアするShare

ブログ一覧