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ストレスと病気

ストレスが円形脱毛症の原因になる理由とは?【東洋医学で解説】

 

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

ストレスが円形脱毛症の原因の1つであることは、良く知られています。

しかし、なぜストレスで髪の毛が抜けてしまうのでしょうか?

 

今回はストレスと円形脱毛症の関係と改善方法を、東洋医学のプロである鍼灸師がわかりやすく解説します。

心と体の問題の、かなり本質の部分を知ることができますよ。

 

動画でも併せて解説しています!

 

目次

ストレスが円形脱毛症の原因になる理由とは?

東洋医学における円形脱毛症とは瘀血(おけつ)が頭の経絡に形成されることによって起こります。
瘀血によって髪の毛が栄養されず、部分的に抜け落ちてしまった状態です。
そして瘀血とはストレスという心への負担が大きく絡んでいるのです。

聞きなれない言葉がいくつかあると思うので順番に解説していきます。
まず瘀血(おけつ)ですが、瘀血とは東洋医学用語で血の滞ったもの(状態)という意味です。
人の身体には、目には見えないですが気というものがあり、常に身体の中を流れ全身をくまなくめぐっています。
この気が流れるための道のようなものを経絡(けいらく)と呼びます。
血は自身では動くことが出来ません。
なので血は気の流れに乗って(気に動かされる)ことによって、気と一緒に経絡を流れています。
この特性からまとめて気血(きけつ)とセットにして呼ばれます。
それだけ気と血の関係は深く、切っても切り離せないものなのです。

そして瘀血は、この気の流れが滞ったことで血の流れも滞ってしまった状態といえるでしょう。
川の水は常に流れているので、サラナラしてある程度キレイです。
しかし沼やドブのような場所の水は、流れがほとんど無いために濁ったりドロっとした状態になりますよね?
そんな滞ってドロっとした血が瘀血だとイメージしてもらえばいいと思います。

そして髪の毛は、サラサラと流れてくる血によって栄養され元気に生えていることができています。
しかし瘀血が頭の経絡で形成されると、血が滞ってしまい、うまく栄養されないことで髪の毛は抜け落ちてしまうのです。
では瘀血とストレスはどう関係があるのか見ていきましょう。

円形脱毛症の原因は瘀血

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瘀血は血が滞った状態ですが、そもそもの原因は気の流れがわるくなったことにあります。
そしてストレスは気の流れを乱す大きな原因です。
なぜなら心と体は完璧につながっているからです。

うれしくなると顔は笑顔になりますよね?
人前に出て緊張している時には身体に力がはいりますよね?
心の状態が、鏡のように身体に映し出されるからです。

ストレスとは言ってみれば❝心の負担❞です。
心に負担がかかるということは、身体にも負担がかかるということです。
では具体的にストレスが身体のどこに負担をかけるのかというと内臓です。
ストレスで胃潰瘍になったりすることは有名ですし、西洋学的でも証明されています。
ストレスは胃だけではなく、さまざまな内臓に負担をかけます。

この心と体のつながりでポイントになってくるのが、先ほど登場した経絡です。
実は経絡は内臓から伸びて全身にはりめぐらされています。

まとめるとストレスが円形脱毛症を作り出す順序はこうです。


 ストレスで心に負担がかかる
     ↓
 その心の負担が内臓に負担をかける
     ↓
 内臓に負担がかかり、内臓の調子が落ちる
     ↓
 つながっている経絡の気血の流れが悪くなる
     ↓
 頭の経絡で瘀血が出来ると髪の毛が栄養できず抜ける

 
円形脱毛症は、こうしてストレスが頭の経絡に瘀血をつくりだした結果というわけなんです。

ストレスが円形脱毛症をつくる理由

ストレス(心の負担)と言いいましたが、実はストレス自体は問題ではありません。
ストレスによって、あなたがどんな精神状態になったのかが重要なのです。

例えばあなたが、1万円の入ったサイフを落としたとしましょう。
翌日に警察から連絡があり、サイフを引き取りに行くとサイフの中身が5千円になって帰ってきました。
あなたはこれをどう考えるでしょう?

 
 A.1万円無くしたと思ったけど、5千円だけでも帰ってきてラッキー
 
 B.サイフ落として5千円も盗られて最悪

 
あなたはどちらの考えに近かったでしょう。
でも実はこれ、どちらもサイフを落とし、1万円が5千円に減ったという事実には何の変わりもないんです。

この2つの違いは事実の受け取り方の違いです。
事実をポジティブにとらえるAの受け取り方と、事実をネガティブにとらえるBの受け取り方。
同じ体験をした時に、どちらの受け取り方をすると心の負担が大きくなるか一目瞭然ですよね。

どちらの方が身体の気の流れが悪くなるか。
どちらの方が瘀血が出来やすいか。
どちらの方が円形脱毛症になりやすいか。
そしてここまで読んでくれたあなたなら、もうおわかりですよね?

Aは5千円帰ってきて「ラッキー」とうれしくなります。
より良く捉えられればサイフを届けてくれた人へ感謝もするかもしれません。
しかしBは「盗られた」と考えるだけで心がしんどくなります。
その盗られたという考えは犯人を生み出します。
そしてその5千円を盗った犯人を恨むでしょう。

事実をネガティブに受け取ったことで心の負担が大きくなり、しかもそれが長く続きます。
おわかりですか?
事実がストレスなのではなく、その事実をストレスに感じることがストレスなのです。
この2つを分けるのが物事に対する受け取り方です。
はっきり言えば❝ストレスをストレスにしたのはあなた❞だということです。

円形脱毛症が治らない、繰り返す理由

もちろん円形脱毛症をはじめとする瘀血の原因はストレスだけではありません。
しかし、瘀血をもつ患者さんには、程度の差はあれど必ず心の問題(物事の受け取り方)が絡んでいます。
なぜなら瘀血は心をネガティブにしてしまうからです。

瘀血はひどくなると粘度が高くなり塊のような状態になります。
血の塊は経絡をふさぐような状態になり気血の流れを阻害します。
身体の気血の流れがわるくなれば、鏡である心の調子が悪くなります。
すると気持ちがふさぎこみやすくなり、物事をネガティブに受け取りやすくなってしまいます。

もちろん円形脱毛症への医学での治療も大切です。
西洋医学による投薬治療や、鍼灸治療で気血の流れを良くし、瘀血を解消していくことも1つの手です。
しかしあくまでも、治療は今ある問題の解決手段です。
もし今ある円形脱毛症の原因がストレスであるとするなら、物事をネガティブにとらえるということを改めなければ、いつまでも良くならなかったり、一時的に治ってもまた再発したりを繰り返したりする可能性は高いでしょう。
ネガティブな受け取り方が瘀血を作り出し、瘀血がまたネガティブさを生み出す。
そんな負の連鎖の鎖を切るためには、物事をポジティブに前向きに受け取るクセをつける必要があるんです。

心が変われば、身体(円形脱毛症)も変わります!

鍼灸治療は鍼灸師にしか出来ませんが、物事の受け取り方を変えることはあなたにしかできません。
もう1度言いますが、心と体は鏡のようなものです。
心が変われば、身体は必ず変わります。

物事をポジティブに受け取り、気分が良くなれば気のめぐりもよくなります。
気のめぐりがよくなれば血のめぐりも良くなります。
流れのよい川の水がサラサラと流れるように、血もサラサラと流れるようになります。
そうなれば髪の毛は再び栄養される環境になり髪は生え始めます。

あなたが苦しんでいたのは円形脱毛症ではなく、自分の心をしんどくしていまっている物事の受け取り方かもしれません。
もしそうだとすれば、円形脱毛症はそのことをあなたに伝えているんです。
物事を前向きに受け取れるようになれば、髪が生えそろうだけではありません。
あなたが本当に手に入れるのは、物事を前向きにとらえられる、ポジティブで明るい素敵な人になった人生そのものです。

今は円形脱毛症に悩んでいるかもしれません。
しかしその円形脱毛症が、未来の素敵なあなたに導いてくれることを願っています。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

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