ストレスで胃が痛くなる理由は夫婦関係と同じ!?【東洋医学で解説】
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
あなたは、なんでストレスで胃が痛くなったり、調子が悪くなったりするのか不思議に思ったことはありませんか?
ストレスで胃が痛くなる理由は、実は夫婦関係と同じなんです。
今回はストレスと胃痛の関係を東洋医学でわかりやすく解説します。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
ストレスで胃が痛くなる理由とは?
ストレスで胃が痛いのは、ストレスによって肝臓が胃から血を取り上げるからです。
車が動くのにガソリンが必要なように、内臓も動くのに血を必要とします。
胃が動くための血を肝臓が持ってしまうので、調子がくずれ胃が痛くなってしまうというわけです。
でもなんで、肝臓はそんなことをする必要があるのでしょうか?
これは胃と肝臓との力関係が原因なんですが、実は胃と肝臓の関係は夫婦関係と同じなんです。
ストレスと胃痛を理解するポイントは「胃と肝臓の力関係」
ストレスで胃が痛くなったり、胃の調子が悪くなるのは、内臓同士の力関係が原因です。
胃と肝臓では肝臓の方が力関係が上なんですが、これがストレスで胃の調子が悪くなる原因になります。
東洋医学では内臓の力関係のことを相克(そうこく)関係といいます。
少し理解しづらいのでわかりやすく例えながら解説していきますね。
胃と肝臓の関係は、例えるならお小遣い制の旦那さんと奥さんのような感じです。
旦那さんは仕事をしてお金を稼いできます。
奥さんはその稼いだお金を一旦預かり、やりくりに必要なお金を抜いて、残りを旦那さんにお小遣いとして渡しますよね?
ここからの説明を・旦那さん=胃・奥さん=肝臓としてイメージして聞いてみてください。
胃は働いて、食べたものから血が作りだすのが仕事です。
一方、肝臓は胃が作り出した血を一旦預かって貯めておきます。
そして胃が働くために必要な血を、また肝臓から胃へ分配します。
・血を必要な場所へ分配する
肝臓には、この2つの役割があるということです。
この2つの役割がうまくいっているうちは、お互いのために働き、胃と肝臓は良い関係を保てます。
しかし、ストレスがかかるとこの関係は一変してしまいます。
病は気からですね。でもほとんどの人はこの言葉の半分の意味しか知りません。もう半分の意味を解説します
脳にとってストレスは命の危機
ストレスがかかると、脳は自身に危険が迫っていると判断します。
危険から身を守る行動をとるために交感神経が働き脳が活発に動くようになります。
しかし脳が活発に動くと、脳は大量の酸素を必要とするため、酸素を含んだ血が大量に必要になります。
ストレスは体にとっては命の危機なワケですから、肝臓は急いでためていた血を脳へと分配します。
しかし、脳へ分配した血は胃が使うはずだった血も含まれていたらどうでしょう?
胃は動くのに必要な血をもらえなければ、十分に働くことはできません。
胃が痛い、胃の調子が悪いというのは、胃が動くのに必要な血をもらえずに苦しんでいる状態で、この状態を作り出すのがストレスというわけです。
口内炎もストレスが絡んでくることが多いです。東洋医学で解説しました。
ストレスで胃が痛いのは、お金に困る夫婦関係と同じです
ストレスによって、今回の主人公である胃(旦那さん)にどのような状態になっているか整理しましょう。
ストレスという突然生活に支障をきたすトラブルがおきます。
それを回避するために奥さん(肝臓)は仕方なく、家計のお金をそちらへ回します。
家計が苦しい時に真っ先に標的にされるのは・・・まあ、大抵の場合は旦那さんのお小遣いですよね(笑)
すると旦那さんの仕事に対するやる気は下がってしまいます。
なんなら奥さん(肝臓)の家計をやりくりしたりするやる気もおちるでしょう。
そうなると余計に旦那さん(胃)と奥さん(肝臓)の関係はうまくいかなくなってしまいます。
ストレスがいかに胃や肝臓という体に悪影響を及ぼすかわかっていただけたでしょうか?
今回はストレスは胃の痛みで解説しましたが、ストレスは万病の元です。
このブログではストレスと病気の関係や、その対策などを解説していますのでもし他に気になる記事があればチェックしてみてください。
このブログが少しでもあなたの役に立てば幸いです。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。