五行治療院ブログBlog

Blog

090-9983-3792

受付時間

9:00~18:30

※営業のお電話の対応はしかねますので、ビジネス関連のご提案は問い合わせフォームよりメールでお願いいたします。

 

定休日

日曜(祝日は通常通り営業)

Home > 五行治療院ブログ > 瘀血(おけつ)とは?原因や改善方法を奈良の鍼灸院が徹底解説!

ブログ

瘀血(おけつ)とは?原因や改善方法を奈良の鍼灸院が徹底解説!

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

突然ですが、瘀血(おけつ)って聞いたことありますか?

東洋医学用語なので、馴染みがない方がほとんどだと思います。

 

しかし、瘀血は生理痛や冷え、便秘などの女性の悩みとは切っても切り離せないものです。

 

そこで今回は、馴染みのない東洋医学をできるだけわかりやすく理解してもらえるよう、瘀血を桃太郎のお話に例えて解説したいと思います。

原因や改善方法も合わせて解説しますので、女性は知っておいて損のない内容だと思いますよ。

 

目次

瘀血とは?実は桃太郎のお話で理解できます

瘀血(おけつ)とは東洋医学用語の1つで、簡単にいうと“滞って流れの悪くなった血”です。
この瘀血ができる理由ですが、東洋医学用語だけだと頭に入って気づらいと思うので、今回は桃太郎のお話で説明していきます。

桃太郎は桃に入って川をどんぶらこと流れて、おばあさんのところへたどり着いたことから物語は進行してきます。
これがもし、川の水が岩などでせき止められて、水がちゃんと流れていなかったら桃はおばあさんのところへたどり着けませんよね?

“川の水が流れにくくなって桃がちゃんと流れていけない”桃太郎で例えるなら瘀血はこんな状態といえます。

東洋医学では、川には常に水が流れているように、人の身体には経絡(けいらく)という通り道に、常に気が流れていると考えます。
桃が足を生やして歩けないのと同じように、血も自力で動くことができません。
なので桃が川を流れてきたように、血も気の流れに乗って身体をめぐっているのです。

しかし、さまざまな原因によって気の流れがわるくなると、その気の流れで動いている血の流れ(血流)もわるくなってしまいます。
瘀血とは、気の流れがわるくなったことで、血の流れもわるくなり血が滞っているような状況なわけです。

同じ状況が桃太郎で起きると、水(気)の流れがわるくなり、血という桃がおばあさんのところまで流れて行けません。
これでは桃太郎のお話がいつまでもはじまりません(笑)

瘀血は、このような状況が身体の中で起こっているとイメージしてもらえばいいと思います。

瘀血をつくる原因

ストレス 甘い物

それでは、瘀血をつくる原因とは何でしょう?

気の流れをわるくし瘀血をつくる原因は、生活習慣の乱れなどで身体や心に負担がかかることにあります。


 ・炭水化物(砂糖・小麦粉など)や油が多い洋食、洋菓子

 ・生野菜や果物、牛乳、コーヒー、冷たい物などの身体を冷やすものの食べ過ぎ

 ・睡眠時間が6時間以下、日付が変わっても起きている日が多い

 ・30分以上歩く日を週2回以下(運動不足)

 ・ストレスを感じやすい考え方(マイナス思考)

 ・高いところから落ちたり、交通事故などの強い打撲

 ・大きな手術などで身体を深く切っている


これらは身体に負担をかけ、気の流れのわるくしてしまいます。
生活の乱れは気の流れをわるくし、気の乱れは血流をわるくし、瘀血をつくります。

川には流れがあるので、水はきれいでサラサラと流れています。
しかし沼やドブのような流れのない水は、濁ってドロドロしています。
気や血の流れもこれと同じです。

つまり気の流れがわるくなったことで、血の流れがわるくなり、濁って粘度が高くなった血が瘀血です。
そして、ドロとしたヘドロのような血は経絡をスムーズに流れてくれないので、気の流れもわるくしてしまいます。

 気の流れがわるくなる
    ↓
 血の流れがわるくなる
    ↓
 経絡に血が停滞して、気の流れがわるくなる
    ↓
 血の流れが悪くなる 


さきほどの原因を繰り返すことによって、この悪循環が生まれてしまうことで少しずつ瘀血が作られていきます。

瘀血がある人の特徴

ストレス 冷え

次に瘀血がある人の特徴を見ていきましょう。


 ・便秘

 ・急に気持ちがふさぎこんだり、人に会いたくなくなる

 ・鋭いもので刺されたような痛みがある

 ・寝ている時に痛みやすく、痛い場所があまり移動しない

 ・生理の時の経血が紫がかっていたり、レバーのような塊がある

 ・顔の血色がわるく、しみやそばかす、クマなどが多い

 ・舌の裏に静脈が浮き上がっている

 ・身体が冷える


これらの症状は気の流れがわるくなったことで、血流がわるくなっている(瘀血がある)というサインです。
これらのサインが当てはまるほど瘀血がある可能性は高くなります。

瘀血を改善&予防するために

ストレス 病気 独り言

では瘀血を防いだり、改善したりするにはどうしたらよいでしょうか?
答えは簡単。
気の流れを悪くすることの逆の行動をすることです。

生活が乱れると気が乱れるわけですから、生活を正せば気の流れも整い血流も良くなるわけです。

でも、生活習慣が悪いのはわかっていても、なかなか直せませんよね?

 ・甘い物や脂っこいものが身体に悪いと頭ではわかっていても、食べてしまう
 ・運動した方がいいとわかっていてもなかなか運動しない
 ・早く寝た方がいいのはわかってるけど夜更かしする
 
実は出来ないのは当然なんです。
なぜなら、人は頭で理解して行動するのではなく、意識(心)によって行動するから。

要するに、行動するには、頭で「わかってる」だけじゃダメだってことです。
頭じゃなく心から「私は健康になるんだ!」と思わないと、生活習慣を直していくことは出来ません。

じゃあそのためにはどうすればいいか?
それは“あなた自身の価値に気付く”ことです。

気付いてますか?
あなたの身体と心の健康は、人生においてかけがいのない資産だということに。
あなたの身体と心の健康より大切なものなんて、この世に存在しません。

お金は失っても、また稼いで取り返せる可能があります。
だけど病気になって、痛みに苦しんだり不安になったりした時間を取り返せる可能性は0です。

あなたの身体と心の健康という資産のために、時間や手間やお金を投資することを惜しまないでください。
そうしてあなたの価値をさらに高めてください。

身体と心が健康なら、自然と笑顔になりますよね?
笑顔でいるだけであなたの価値はさらに高まります。
だっていつも笑っている人と、いつもしかめっ面の人、どっちが素敵ですか?

あなたの価値を決めるのは、他人ではなくあなた自身であり、その価値を上げることができるのはあなただけです。
この記事をここまで読んでくれたあなたは、それが出来る素敵な人だと信じています。

さいごに

今回の瘀血のお話で、なにか参考になることがあれば幸いです。

瘀血は悪い生活習慣をとった瞬間に出来るものではありません。
毎日の生活の中ですこしずつ出来上がるものです。

瘀血がある人の特徴と、瘀血ができる原因に当てはまった人は出来る範囲で生活を見直してみてください。

瘀血があるなら、あなたの暮らしの中に必ず原因があります。
その原因をつきとめ改善できれば瘀血も良い方向へと向かいます。

あなたが自然と笑顔で過ごせる、幸せな人生を歩めることを願っています。
東洋医学や僕たちはあなたの幸せのために存在するのですから。

それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

シェアするShare

ブログ一覧