なんでストレスで病気になるの？理由を心と体プロがわかりやすく解説します
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
今回はこういった疑問に答えていきます。
「よくストレスで病気になるっていうけど、なんでストレスで病気になるの？」
１４年鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。
動画でも解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに１５年のキャリアと４万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
ストレスで病気になるのは、心と身体が１つだからです
ストレスで病気になるのは心と身体が１つだからです。
ストレスで病気になるということは、心と体はつながっているということになります。
１番わかりやすい例でいうと顔ですね。
・うれしい時は表情は笑顔
・不安な時は表情はくもる
心と体がつながっているから、感情という心の状態が顔に表情としてあらわれるわけです。
「顔は心の鏡」なんて言われたりしますが、じつは顔だけではなく体全体が心の鏡といえます。
ストレスでお腹や頭が痛くなったりしますよね？
これも心の状態が、鏡のように体に痛みとしてうつしだされているわけです。
東洋医学では、心と体がお互いに影響し合っているという考え方があり、心身相関（しんしんそうかん）とよばれます。
ではストレス（心）と体にどんな因果関係があるのかみていきましょう。
ストレス（心）と病気（体）の因果関係
東洋医学では、内臓に心（感情）が宿っていると考え、さまざまなの感情が内臓に影響を与え病気になると考えます。
ストレスによって感情が高ぶり過ぎると、その感情を宿している内臓に負担を与えてしまいます。
ストレスによって胃潰瘍などの病気になったりするのはこのためです。
そして、内臓は経絡（けいらく）というもので、体のいろんな部分とつながっています。
感情の高ぶり過ぎで内臓にかかった負担は、つながっている体の部分に痛みや不快感としてあわらわれます。
胃潰瘍のときに、お腹（みぞおち）が痛くなるのは胃とお腹の筋肉が経絡でつながっているからです。
ストレスとは、いってみれば心の負担です。
ストレスという心の負担によって内臓に負担がかかり続けると、体まで病気になってしまうというわけです。
ストレスはこうして病気をひきおこす
病気とは「気が病む」と書きます。
東洋医学では、人の体には気の流れというものがあり、スムーズに全身をめぐっているのが健康な状態と考えます。
この気が流れるための通路が、さきほど説明した経絡です。
経絡の気の流れがわるくなることで、体に痛みや不快感があらわれます。
ストレスで胃が痛くなる順序をあらわすとこうなります。
プレッシャーなどのストレスで緊張し過ぎる
↓
感情を宿している内臓（胃）に負担がかかる
↓
胃に負担がかかり、胃の調子が悪くなる（胃潰瘍など）
↓
胃につながっている経絡の気の流れが悪くなる＝みぞおちが痛む
ストレスは感情に影響を与え、感情が内臓に影響を与えます。
内臓への影響は経絡を伝わって、体の気の流れを悪くなった状態が東洋医学でいう病気です。
つまり、ストレスが体の気の流れを悪くすることで病気をひきおこしているというわけです。
しかし、気は目には見えないため、気の流れが悪くなっているのも見えません。
当然レントゲンなどにも映らないため、ストレスによる病気は原因不明とされることが多いのです。
さいごに
ここまで説明してきた通り、ストレスによる感情の高ぶりは人を病気にしてしまいます。
これを知ったあなたにお願いしたいことがあります。
それは、ストレスに負けず感情をコントロールすることです。
ストレスをおおらかに受け止め、心おだやかに過ごしてください。
そうすれば、あなたの体調もおだやかに、すこやかな日々をおくることができるでしょう。
体はいつも心の鏡だからです。
今回のお話が、そんな日々の参考になれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたが健やかでありますように。