ストレスと味覚って関係あるの?3つのポイントを解説
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
今回はこういった疑問に答えていきます。
「味を感じにくくなったんだけど、これってストレスと関係あるの?」
14年鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。
動画でも解説していますので、参考にしてみてください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
ストレスと味覚の関係 ポイント①唾液の量
ストレスで味覚障害になる原因は唾液が少なくなるからです。
舌には味蕾(みらい)という味を感じるセンサーのようなものがあります。
食べたものの味の成分が唾液にとけて、舌(味蕾)の上に広がることでその成分を感じ取とって味を判別します。
しかし、唾液が少なくなると、味の成分がうまく舌の上に広がりません。
唾液の量が少ないと、舌は味の成分をうまくキャッチできないので、味覚が落ちて味の判別がしにくくなってしまうというわけです。
ではなぜ、ストレスよって唾液が少なくなるのか?
その関係をみていきましょう。
ひどいストレスはやせてしまう原因にもなります。ストレスでやせる理由を解説します
ストレスと味覚の関係 ポイント②胃の動き
唾液の分泌は胃の動きに関係しています。
胃がしっかり動くと、唾液もしっかり出てきます。
運動した後のご飯っておいしく感じますよね?
運動によって胃の動きが良くなることで、唾液の量が増えて味の成分が舌に広がりやすくなるからです。
食欲がない時に食べてもおいしく感じないのは、胃の動きがわるくて唾液の量が少ないから味覚が発揮できていない状態といえます。
胃の動きが唾液の量に関係し、その唾液の量が味の判別(味覚)に関係するわけですね。
では今度は、ストレスと胃の動きの関係をみていきましょう。
ストレスで胃が痛くなる理由、夫婦関係に例えてわかりやすく解説します
ストレスと味覚の関係 ポイント③気分
人の気分(機嫌)と胃の動きには密接な関係があり、ここがストレスと味覚障害の一番のポイントです。
気分と胃の動きはこのような関係になっています。
・ストレスがなく気分が良いと胃の動きもよくなる
・ストレスで気分がわるくなると胃の動きもわるくなる
ケンカをしたり悩んだりして気分がわるい時に食べてもおいしく感じませんよね?
ストレスによって気分が悪くなる
↓
胃の動きが悪くなる
↓
唾液の量が減る
↓
味覚が発揮されない=おいしく感じない
これがストレスが食べ物の味を落とす順序になります。
逆に、テレビなどでおいしそうな料理をみると食べたくなったり、気の合う仲間と食べる食事はおいしいですよね?
気分がよくなることによって胃の動き(食欲)や唾液の分泌がよくなるからです。
これらのことからわかるように、気分と胃の動き(唾液の量)と味覚は深い関係にあります。
そして、この関係をこわすのがストレスというわけです。
楽しく気分良く食べることこそが、胃の動きをよくして唾液の分泌を促し、食べ物の味を存分に味わえる方法だということです。
ストレスを甘いものでごまかすのはオススメしません。理由が甘いものが新たなストレスの原因になってしまうからです
ストレスでの味覚障害を防ぐには?
答えは簡単、ストレスなく食事を気分よく食べることです。
一流のレストランではオシャレなインテリア、きめ細やかな接客、キレイに盛り付けされた料理などお客さんの気分をよくする演出が盛り沢山です。
気分をよくすることで胃の動きがよくなり、唾液の量が増えることで料理の味をより良く感じることを、よく知っているのでしょう。
でも、一流レストランで食事をする必要はありません。
家でもあなたの心がけ次第で、いくらでも気分良く食べることはできます。
1番簡単なのは感謝することです。
あなたは普段、食べているもの、食べていられることに感謝できていますか?
コンビニのお弁当1つとっても、感謝しようと思えばいくらでもできます。
・プラスチックの容器を作ってくれた人
・食材を作ってくれた人
・コンビニにそのお弁当を運んでくれた人
・お弁当を並べて売ってくれた人
・チンする電子レンジを作ってくれた人
・今日も食事が食べられたこと
なにごとも当たり前だと思ってしまうと、感謝や感動がうすくなりがちです。
まして、食べるのが面倒などと食べることにストレスを感じていれば、感じる味がうすくなる(味覚障害)のも当然ではないでしょうか。
でも、食べられることに感謝をすることで感動が増し、気分がよくなって胃の動きも良くなります。
すると唾液の量も増えて、味覚も良くなり料理の味をより良く感じることができます。
何を食べるかも大切ですが、どんな気分で食べるかはもっと大切です。
次の食事をする時に、いろんなことに感謝して、心から「いただきます」と言ってみませんか?
お金も道具もいりませんし、必要なのはあなたの感謝の気持ち1つです。
食事を心で味わうことができてこそ、本当の味もわかるのではないでしょうか?
このブログがあなたの人生の何かのヒントになることを願っています。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたがすこやかでありますように。