ストレスで眠れない理由は心が安定していないから【3つの改善方法も解説】
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
今回はこういったお悩みに答えていきます。
「ストレスでなかなか眠れない、どうすればすぐ眠れるようになるのか知りたい」
この記事を読むことで、この3つを知ることができます。
・なぜストレスがかかると眠れなくなるのか
・どうすればすぐ眠れるようになるのか
・道具もお金も使わず、誰でも実践できる改善方法
14年の鍼灸やマッサージ治療を通じて、色んな不眠で苦しむ患者さんをみてきた経験から心と体のプロが解説します。
動画でも解説していますので、併せて参考にしてみてください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
- ○ <ストレスで眠れないはなぜ?>
- ・ストレスで眠れないのは”心が安定していないから”
- ・ストレスは命の危機?
- ○ ストレスで眠れないを回避する3つの方法
- ・ストレスで眠れないを改善する3つの方法①「大丈夫、なんとかなる」
- ・ストレスで眠れないを改善する3つの方法②感謝する
- ・ストレスで眠れないを改善する3つの方法③目を閉じたら頭の中は真っ白に
- ○ ストレスで眠れない人へのメッセージ
<ストレスで眠れないはなぜ?>
ストレスで眠れないのは”心が安定していないから”
ストレスで眠れない時、あなたはこんな感情ではないでしょうか?
・焦り
・怒り
・不安
・恐怖
ストレスで眠れないのは、心が安定していないからです。
人は心が安定する、つまり安心しないと眠ることができません。
具体的に言うとこんな感じですね。
・あれをしたらこれもしないといけない(焦り・イライラ)
・もし〜になったらどうしよう(不安・恐怖)
でもなぜ、これらの感情(ストレス)になると眠れないのか、解説していきたいと思います。
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ストレスは命の危機?
ストレスで眠れなくなるのは、じつは生きるために必要な脳の機能に理由があるのです。
ストレスとは、脳が「命に対する危険」を感じている状態と言えます。
原始時代などは、人は自然の中で生活し、常に天候や野生動物などの危険にさらされていました。
ストレス=危険を感じることで、その危険を回避行動をとろうとするので生き延びる確率が上がります。
だから人間にとって、ストレス(危険)を感じることは生きるために必要なことだったのです。
自分に命を守るため、脳はストレスを感じている時は眠らない(眠れない)ような機能がプログラムされているといえるでしょう。
脳からすれば、不安や怒りという感情(ストレス)のときは自分に命の危機がせまっていると感じているのです。
命の危機が迫っているわけですから、眠れないのは当然です。
ストレスを感じているとき眠れないのは、これが理由なんですね。
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ストレスで眠れないを回避する3つの方法
眠れないのは、ストレス(危険)を感じて心が安定しないことが原因。
心がおだやかになって安定(安心)すれば眠ることができるということです。
そのために眠れないときに心を安定させる方法を3つご紹介します。
実際に患者さんに実践してもらって効果があった方法です。
道具もお金も必要ない、誰でも真似できる方法なのでぜひ試してみてください。
ストレスで眠れないを改善する3つの方法①「大丈夫、なんとかなる」
布団に入る時、これらの感情が頭に浮かんできたら「大丈夫、なんとかなる」と思ってみてください。
「大丈夫、大丈夫」と何度も繰り返したり、言葉として口にだすとさらに効果があります。
人の脳には“自分にとって都合の良い情報を集める”という特徴があります。
大丈夫と言った時点ではそう思える根拠がなくても、思ったり口にしたりすると脳は大丈夫だと思える根拠を脳の中から探し出します。
その結果、本当に「大丈夫、なんとかなる」と思えるようになり、心が安定してきます。
これは脳科学で“確証バイアス”と呼ばれ、証明されている脳の機能です。
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ストレスで眠れないを改善する3つの方法②感謝する
感謝しているときは心がおだやかな気持ちになりますよね?
感謝は心を安定させる効果があるからです。
布団に入るとき、ストレスではなく今日1日で受けた親切や何気ない日常の感謝できることを探してみましょう。
・食事ができたこと
・帰る家があること
・着る服があること
・雨風をしのげて眠れること
・生きていること
ものごとを当たり前と思ってしまうと、感謝や感動がうすくなってしまいます。
小さなことにも感謝するクセをつけてみてください。
なにごとにも「ありがとう」と言ってみてください。
布団に入るとき、感謝できることが増えるほど、あなたはおだやかに安定した心で眠りにつくことができるでしょう。
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ストレスで眠れないを改善する3つの方法③目を閉じたら頭の中は真っ白に
眠れない時は、ついつい眠れないことに焦り、イライラしてしまいがちです。
しかし、これこそが眠れない人がやってしまう失敗です。
焦り、イライラすればするほど心は不安定になっていき、眠れない状態を自分でつくってしまいます。
布団に入る時に、上の2つの方法を使ってまずは心を安定させます。
そして心が安定したら目を閉じて、あとは何も考えず頭の中を真っ白にしてください。
頭が真っ白 = 心が動いていない = 心が安定(安心)している
この公式が成り立つので、この状態までもってくれば、自ずと眠ることができるでしょう。
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ストレスで眠れない人へのメッセージ
眠れないのはストレスで心が安定しないからだと説明してきました。
普段からストレスで眠れないことが当たり前になってしまっていると、今日も眠れないのではと余計不安が増してしまいます。
毎日少しずつ、布団に入る時に心を安定させる方法を試してみてください。
心を安定させれば眠ることができますので、「こうしたら安定するな」というコツをつかんでしまえばもうこっちのものです。
自転車に乗れる時って、前日の練習まで乗れなかったのに急に乗れるようになったりしますよね?
コツをつかむ瞬間って突然きたりするものです。
前の日までうまく心を安定されられなくても、今日もそうだとはまったく言えません。
でもそうなるためには、継続が必要です。
安らかに眠っている自分を想像しながら、毎日できる範囲で続けてみて欲しいと思います。
このブログが少しでも、あなたの人生のお役に立てることを願っています。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたがすこやかでありますように。