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熱中症予防には「汗をかく」がポイントです!東洋医学のプロが解説

ストレス 病気 独り言

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。

 

今回は、こんなお悩みに答えていきます。

「熱中症予防に効果があることがあれば教えて欲しい」

 

✔️この記事を読むメリット

熱中症の予防に、汗をかくのが重要なことを知ることができます。

 

14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。

こちらの記事でも解説している通り、熱中症予防に睡眠はとても重要なので併せて知っておいてくださいね。

 

熱中症予防に超重要!睡眠について知らないと水を飲んでいても熱中症に!?

 

 

 

目次

熱中症予防で大切なのは、暑さに当たって汗をかくこと

熱中症とは、体の中に熱が増え過ぎた状態といえます。
熱中症予防では、暑さに当たって体を動かすことで汗をかき、体の熱を発散することが大切になります。

汗をかくことで、体の中の熱が外へ発散され、体は冷えるからです。
夏場は気温が高くなり、体が冷えにくくなる季節です。

そこで体は、毛穴を開くことで体の中の熱を外へ逃し、体が冷えやすい状態をつくろうとします。
毛穴がしっかり開いていると、体の熱はどんどん外へ発散されるので、暑さに対してつよい状態になります。

熱中症を予防するには、汗をかいてこの状態になっておくことが必ポイントです。
そのためには、夏の暑さに当たって体を動かす必要があります。

それでは次に、汗をかくことで体がどうやって冷えるのかを解説します。

熱中症予防に汗をかかないといけない理由は?

熱中症予防に汗をかかないといけない理由は、毛穴を開いた状態にしておくためです。
東洋医学では、毛穴の開き具合で体温調節をしていると考えます。


 ・毛穴が開くと発散される熱が増える → 体が冷えやすい = 熱中症になりにくい

 ・毛穴が閉まると発散される熱が減る → 体が冷えにくい = 熱中症になりやすい


暑さに当たり、体を動かして汗をかくほど、毛穴は開きます。
毛穴がしっかり開いている状態だと、その毛穴から体の熱がどんどん外へ発散され、体は冷えやすくなります。

つまり、熱中症を予防しやすい状態です。
8月の暑さが1年で最高になる時期に、毛穴が全開の状態になっているのが理想です。

しかし、暑いからと冷房の効いたところで、汗をかかずにじっとして過ごしていると毛穴がしっかり開きません。
毛穴がしっかり開いていないと、体は冷えにくく熱中症になりやすい状態になってしまいます。

  涼しい場所で汗をかかずじっとしている
     ↓
  汗をかかないので、毛穴がしっかり開かない
     ↓
  体の熱が発散されにくく、体が冷えにくい状態 = 熱中症になりやすい


しかも、毛穴が開いていないと熱が体にこもるので、余計に暑く感じます。
すると、余計に冷房の効いた場所で過ごすようになり、さらに体に熱がこもります。

熱が体にこもるとイライラして寝苦しくなり、それにイライラするとさらに体の熱が増えるという悪循環に陥ります。
熱中症予防に汗をかくことが大切なのは、毛穴をしっかり開いて暑さにつよい状態になっておくためなのです。

では、熱中症を予防するためにどんなふうに暑さに当たり、汗をかけばいいのかをみていきましょう。

熱中症を予防するための汗のかき方

ストレス 病気

暑いからといって、ずっとクーラーの効いた涼しい場所でばかり過ごしていると、毛穴がしっかり開きません。
日頃から、少しずつ暑さに当たって体を動かし、汗をかく習慣を身につけると熱中症の予防になります。

1日に1回は肌着が汗でビショビショになるぐらい、しっかりと汗をかく(毛穴を開く)ことを意識しましょう。
もちろん水分や塩分(ミネラル)の補給は忘れずに。

しかし、いくら汗を出すと言っても昼間の炎天下で無理に動くことは熱中症のリスクが高いので避けた方が無難です。


 ・午前中の早い時間帯

 ・夕方5時以降


熱中症の予防のために、熱中症になったんでは意味がありません。
日差しや暑さがピークの時はさけ、もう少し動けるかな?ぐらいでやめておくと無理なくつづけられるでしょう。

汗をかくという意味では、サウナなどを利用するのも1つの手ですね。

汗をかくと冷房の関係

汗をかいて毛穴をしっかり開いていると、熱中症のリスクは下がります。
しかし、近年は35度をこえて体温に近いような日も珍しくありません。

暑さがピークの時は、倒れない程度にかるく冷房をかけて暑さを乗り切ることも必要でしょう。
しかし注意したいのが、冷房との付き合い方です。

汗をかいて毛穴が開いてくると、暑さにつよくなる反面、冷えにはよわくなります。
毛穴が開いている分、冷房の冷えが体の中に入りやすくなるからです。
エアコンの効いた場所に入る時は冷えやすくなるので、上着などを持ち歩くクセをつけるといいでしょう。

冒頭に紹介した記事でも解説していますが、熱中症予防に睡眠をしっかりとることはとても重要です。
しっかり睡眠をとるために、冷房を活用するのも良いでしょう。

しかし、寝ている時は冷えに対してさらに無防備になるので、冷房をかけて寝る時は


 ・肘や膝が隠れる7分丈の上下

 ・薄い長袖、長ズボンのパジャマ


などで冷え過ぎないよう対策しておくほうが無難です。
寝ている間に冷えてしまうと、せっかく動いて開いた毛穴が閉じてしまいますので。

しかし、なにも冷房がわるいわけではありません。
冷房に頼りきりになったり、冷房の付き合い方を知らないことが問題なのです。

暑さに当たりつつ、冷房と上手に付き合いながら、熱中症を予防し快適な夏にしていきましょう。

熱中症予防と汗をかくまとめ


 ・熱中症予防では、暑さに当たって体を動かすことで汗をかき、体の熱を発散することが大切

 ・汗をかくことで、体の中の熱が外へ発散され、体は冷える

 ・毛穴が開くと発散される熱が増える  →  体が冷えやすい  =  熱中症になりにくい

 ・毛穴が閉まると発散される熱が減る  →  体が冷えにくい  =  熱中署になりやすい

 ・涼しい場所で汗をかかずにじっとしていると、毛穴がしっかり開かず熱中症になりやすい

 ・1日に1回は肌着が汗でビショビショになるぐらい、しっかりと汗をかく(毛穴を開く)

 ・日差しや暑さがピークの時はさけ、もう少し動けるかな?ぐらいでやめておくと無理なくつづけられる

 ・毛穴が開いていると、冷房の冷えによわくなるので、冷房は上手に使いましょう


このブログが少しでも、あなたのお役に立てたなら幸いです。
それでは今日はこの辺で。

明日もあなたがすこやかでありますように。

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