五行治療院ブログBlog

Blog

090-9983-3792

受付時間

9:00~18:30

※営業のお電話の対応はしかねますので、ビジネス関連のご提案は問い合わせフォームよりメールでお願いいたします。

 

定休日

日曜(祝日は通常通り営業)

Home > 五行治療院ブログ > ストレスは臓器(内臓)に影響を与えます!心と体のプロが解説

ストレスと病気

ストレスは臓器(内臓)に影響を与えます!心と体のプロが解説

ストレス 臓器

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。

 

今回は、こんなお悩みに答えていきます。

「ストレスをうけるのって、胃や心臓などの臓器に悪影響があるの?」

 

✔️この記事を読むメリット

ストレスが臓器にどんな影響を与えるのかを知ることができます。

 

14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。

 

 

目次

◆ストレスは臓器(内臓)に影響を与えます!

ストレスは臓器(内臓)に影響を与えます。


 ・悩んで食欲がなくなる

 ・環境の変化でお腹を下す

 ・緊張してオシッコがちかくなる


これらを見ても、ストレスが臓器に影響しているのかわかると思います。

ストレスって人によってあらわれる症状がちがいますよね?
人によって、臓器のつよさのバランスに差があるからです。

東洋医学では、臓器を5つの臓と6つの腑にわけ、五臓六腑(ごぞうろっぷ)と呼んでいます。
人によって、生まれ持った五臓六腑のつよさ(体質)はちがいます。

例えば、もともと胃がよわい人もいれば、肝臓がよわい人もいます。
そして胃がよわい人の中でも、すこしよわい程度の人もいれば、めちゃくちゃよわい人もいます。

これらの五臓六腑のつよさのバランスが人によって違うので、おなじストレスを受けてもあらわれる症状に差がでるのです。
地震が起きたときに、よわっている柱から折れて家はくずれます。

体もおなじで、ストレスが臓器にかかったときに、まっさきに影響を受けるのがよわい臓器です。
このよわい臓器や、よわさの程度が人によってちがうので、ストレスによる影響が人によって変わるというわけです。

ストレスが臓器に影響を与える理由

ストレスが臓器に影響を与える理由は、感情(心)と臓器がつながっているからです。

東洋医学では、感情は臓器にやどっていると考えます。
臓器という器に、感情という中身が収まっているようなイメージですね。

5つの臓(臓器)には、それぞれ5つの感情がやどっています。
臓器と感情の相関関係をあらわしたものを五情(ごじょう)とよびます。


        <臓> <感情>

        肝 ー 怒

        心 ー 喜

  <五情>  脾 ー 思

        肺 ー 悲

        腎 ー 恐


ストレスとは、感情がうごき過ぎた状態です。
中身である感情が過剰にうごいたこと(ストレス)で、それを収めている器である臓器に負担がかかる。

これがストレスが臓器に影響を与える理由なのです。

たとえば、つよく思い悩んだりしていると食欲がなくなったりすることってありますよね?
思い悩むというストレス(感情)は脾(ひ)に影響します。

脾には、胃をうしろから動かすという役割があるのですが、脾の調子がわるくなると胃の調子もわるくなります。
思い悩むというストレスが脾に影響し、胃の調子がわるくなったことで食欲がなくなるのです。

このように、臓器が感情をやどしてつながっていることが、ストレスが臓器に影響する理由になります。


ストレスの影響は臓器から体へ

①臓器から体に影響するときのポイントは経絡(けいらく)

ストレス 肩こり 関係

ストレスを強く感じると体に痛みやこりを感じたりすることがあります。


 ・頭痛

 ・腹痛

 ・肩こり


これもストレスが臓器に影響していることのあらわれです。
ストレスの影響は、心(感情)から臓器を介して、体へと影響します。

  ストレス(感情) →  臓器  →  体


この臓器→体へ影響するときに、ポイントになるのが経絡(けいらく)です。

②経絡とは?

ストレス 冷え

東洋医学では、人の体には気という目には見えないエネルギーが流れていると考えます。
経絡は、気が体を流れるときの道になる通路のようなものです。

車で言う道路、電車で言う線路のようなものだとイメージしてください。
道路が町中に張り巡らされているように、臓器から伸びた経絡は体中に張り巡らされています。


 ・経絡の気がスムーズに流れている   →  体は軽く感じ、元気な状態

 ・経絡の気の流れがわるくなっている  →  体の重さや痛みなどの不快感を感じる


気の流れがわるくなっているのは、車が道で渋滞しているようなイメージをもってもらうといいと思います。

③ストレスはこうして臓器と体に影響する

臓器からスタートした経絡は、手や足などをとおって全身に伸びています。
ストレスで臓器に負担がかかると、負担のかかっている臓器から伸びている、経絡の気の流れが悪くなります。

その結果、経絡のとおっている部分に痛みなどの不快感があらわれるのです。

イライラ(ストレス)を抱えやすい人は肩こりや首こり、頭痛などをおこしやすい傾向があります。
これはイライラ(ストレス)が肝臓(臓器)に負担をかけることが原因です。

イライラというストレスは、五情でいうと怒りに相当し、肝臓に影響することで調子をわるくしてしまいます。
そして、肩甲骨の肩まわりや首、頭などには肝臓に関係する経絡がとおっています。

ここの気の流れがわるくなることで、これらの症状があらわれます。


 ・肩こり

 ・首こり

 ・頭痛


ストレスによって臓器にかかった負担が、経絡をつうじて体に影響する。
これがストレスが体にあらわれるメカニズムです。

身体の痛みは臓器からのメッセージ

身体の痛みは、臓器からの「ストレスが臓器に負担をかけていますよ」というサインです。
言いかえれば、体が心(ストレス)の状態を教えてくれているんです。

心は目に見えないので、自分でもどういう状態か理解するのはむずかしい部分があります。
でも、体は正直です。

痛みなどの体(臓器)の声に耳をかたむければ、自分の心の状態をある程度しることができます。
なにか体の違和感や痛みを感じることが続くようなら、ほんとうにつらいのは体ではなく心なのかもしれません。

もっとストレスのない、しあわせな時間を過ごしてほしいという、体からの声にならないメッセージ。
それが痛みや病気なのです。

ストレスと臓器のまとめ


 ・臓器が感情をやどしてつながっていることが、ストレスが臓器に影響する理由

 ・中身である感情が過剰にうごいたこと(ストレス)で、それを収めている器である臓器に負担がかかる

 ・ストレスの影響は、心(感情)から臓器を介して、体へと影響

 ・ストレスによって臓器にかかった負担が、経絡をつうじて体に影響する

 ・身体の痛みは、臓器からの「ストレスが臓器に負担をかけていますよ」というサイン


あなたの人生が痛みや病気のない、しあわせなものになることを願っています。
そのために、このブログがすこしでも役に立てたなら幸いです。

それでは今日はこのへんで。
明日もあなたが健やかでありますように。

シェアするShare

ブログ一覧