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ストレスと病気

メンタル(心)とフィジカル(体)の関係を、心と体のプロが解説します

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。

 

今回は、こんなお悩みに答えていきます。

「フィジカルを鍛えるとメンタルも鍛えられるっていうけど、どういう関係があるの?」

 

✔️この記事を読むメリット

手足の筋肉だけでなく、内臓というフィジカルの調子を良くすることでも、メンタルのパフォーマンスが上がることを知ることができます。

 

14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。

 

 

目次

メンタル(心)とフィジカル(体)の関係、どこまで知っていますか?

ストレス 弱い 人

筋トレなんかでフィジカルを鍛えると、メンタルも鍛えられるってよく言いますよね?
筋肉というフィジカルを鍛えることで、テストステロンというホルモンの分泌が促されます。

テストステロンによって、自信がもてるようになることでメンタルが改善される。
この様子を「フィジカルを鍛えると、メンタルも鍛えられる」と表現しているのでしょう。

しかし、フィジカル(肉体)とは手足の筋肉のことだけではありません。
内臓も平滑筋という筋肉の一種です。

内臓という筋肉(フィジカル)の調子を良くすることでも、メンタルの状態を改善することができます。
そして、メンタルの状態が改善されるとフィジカルのパフォーマンスも上がるというおまけ付きです。


なぜこんなことが可能なのか、順を追って解説していきましょう。

フィジカル(内臓)はメンタルに関係する!

じつは、メンタルの状態は内臓(フィジカル)の状態とシンクロしています。
これは東洋医学独特の考え方で、すこしわかりにくいので、できるだけわかりやすく解説します。

東洋医学では、感情が内臓にやどっていると考えます。
感情という器に、感情という中身はおさまっている、そんなイメージですね。

内臓と感情の関係をわかりやすくいうなら、ガチャガチャ(ガチャポン)みたいな感じです。
ガチャガチャって、プラスティックのカプセルの中におもちゃが入ってますよね?


 ・カプセル = 内臓

 ・おもちゃ = 感情


こんな感じでイメージしてみてください。
おもちゃが入っている状態でカプセルをふると、中のおもちゃが動きます。

それと同じように、器である内臓が動くと、中におさまっている感情(メンタル)も同じだけ動きます。
なので、内臓に負担がかかって内臓の動き(調子)がわるくなると、同じようにメンタルの調子もわるくなるのです。

逆に、内臓の調子を上げればメンタルの調子も上がります。

 ・内臓の状態が良くなる  →  メンタルの状態が良くなる

 ・内臓の状態が悪くなる  →  メンタルの状態が悪くなる


手や足の筋肉だけでなく、内臓というフィジカルの調子を上げると、シンクロしているメンタルの調子も上がるのです。

フィジカル(内臓)の調子を上げる4つのポイントとは?

では内臓(フィジカル)も手や足の筋肉のように鍛えれば、内臓やメンタルのパフォーマンスを上げられるのでしょうか?
答えはノーです。

残念ながら、内臓を鍛えることはできません。
内臓のパフォーマンスを上げる方法は、内臓の負担を減らして負担をかけないようにすることです。

内臓の負担を減らすポイントは4つです。

①油や炭水化物のすくない粗食(和食)

油や炭水化物は内臓に負担をかけます。
煮炊きしてつくる和食は油が少ない粗食が多いのでオススメです。

日本には四季があるので、季節の食材を取り入れていくと1年を通じた食材のバランスがとれてきます。
洋食や洋菓子は油や炭水化物(砂糖)が大量に使われているものが多く、体に負担がかかります。

いわゆるごちそうなので、たまに楽しむ程度にして、普段は和食中心の粗食をこころがけましょう。
食事全体の7割ぐらいは粗食(和食)になるように意識するといいでしょう。

②睡眠時間と就寝時間の確保

ストレス 眠れない

睡眠時間は最低でも6時間は確保したいところです。
6時間未満の睡眠が続くほど内臓に負担が蓄積し、内臓の調子を悪くしてしまいます。

睡眠不足の次の日は睡眠時間を多めに確保するようにしましょう。
7時間ぐらい確保できるのが理想です。

あと、睡眠時間と同じぐらい大事なのが就寝時間です。
可能なら10時か11時、遅くても日付が変わるまでには寝るようにしましょう。

本来なら寝ているはずの時間に起きている夜更かしは、人間にとって不自然な状況です。
このことによって、体はストレスを感じてしまいます。

内臓はストレスに弱いので、夜更かしも内臓の調子を落としてしまう原因になります。
睡眠時間を確保していても、夜更かしすれば睡眠不足と変わらないので注意してください。

③週2回程度の適度な運動

じつは手や足には胃や腸のツボが多くあります。
手や足を動かして運動することで、胃腸をはじめとする内臓の動きが良くなります。

手足の筋肉と胃腸がつながっているからです。
無理に筋トレでなくても、30分ほど歩くだけでも内臓の動きの助けになります。

週に2回程度、たのしくつづけられる運動をみつけてみましょう。
あとで解説するストレスを解消の効果もあります。

④ストレスを減らす

内臓はストレスの影響をつよく受けます。
ストレスとは、感情そのものだからです。

感情と内臓は、さきほど解説したとおりです密接な関係にあります。
ストレスが大きくなり感情が大きく動くと、器である内臓の負担も大きくなります。

ガチャガチャで中身のおもちゃ(感情)がはげしく動くと、器であるカプセル(内臓)にはげしく当たるからです。
逆に、ストレスが少なく感情がおだやかであれば、内臓の負担もおさえられます。

ストレスを減らすことは、内臓の負担を減らすことと同じなのです。
ポジティブさやプラス思考を意識して、ストレスを小さくすることが内臓の負担をおさえるコツです。

メンタルとフィジカルは相乗関係にある

ストレス 痩せる

メンタルとフィジカル、心と体は鏡のようなものです。
メンタルの状態はフィジカルに影響し、フィジカルの状態はメンタルに影響します。

内臓(フィジカル)の負担をおさえて内臓状態が良くなると、メンタルの状態が良くなります。
そうしてメンタルが良い方向へ動き出すと、その良い影響がまたフィジカル(内臓)の調子を上げてくれます。

つまり、フィジカル(内臓)の調子を上げることで、フィジカルとメンタルの相乗関係で好循環がうまれるのです。
こうして心と体が変わると、人生が変わります。

心と体がつくる行動が人生を作っていくからです。
東洋医学では、心と身体の関係を心身相関(しんしんそうかん)とよんでいます。

心の状態は身体に、身体の状態は心に常に影響を及ぼし合うという考え方です。
まさにメンタルとフィジカルのことですね。

スポーツなどでは、フィジカル=筋肉を中心とした体のつよさとして認識されていることが多いと思います。
しかし、東洋医学でいうフィジカルとは、内臓などもふくめた身体そのものです。

ぜひ、フィジカルとメンタルのパフォーマンスを上げて、すばらしい人生を歩んでください。
このブログが少しでもその手助けになれば幸いです。

それでは今日はこのへんで。
明日もあなたがすこやかでありますように。

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