体質改善4つポイント【奈良の鍼灸院が解説】
こんにちは、奈良市富雄にある五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
今回は、こんなお悩みに答えていきます。
「体質改善するにはどうすればいいの?」
✔️この記事を読むメリット
体質改善をしていくために重要な4つのポイントを知ることができます
14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
- ○ 体質改善の4つのポイント【奈良の鍼灸院が解説】
- ・体質改善の4つのポイント①食事
- ・体質改善の4つのポイント②睡眠
- ・体質改善の4つのポイント③運動
- ・体質改善の4つのポイント④考え方
- ○ 体質改善していくときの流れ
- ○ 鍼灸だけでは体質改善はできません!
体質改善の4つのポイント【奈良の鍼灸院が解説】
体質改善をしていくうえで重要になるポイントは、あなたの行動です。
鍼灸(東洋医学)では、人の体には気という目に見えないエネルギーが流れていると考えています。
この気の流れがスムーズに流れている状態が健康で元気な状態です。
逆に、気の流れが悪くなると人は病気になります。
そして気の流れを作っているのは、内臓です。
この4つの行動によって内臓に負担がかかると、体の気の流れが悪くなって不快感や痛みなどがあらわれます。
体質改善で重要なのは、気の流れを悪くしている根本的な原因になっている行動がなにかををつきとめることです。
鍼灸(東洋医学)において、気の流れをわるくする原因になる4つのポイントをみていきましょう。
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体質改善の4つのポイント①食事
鍼灸(東洋医学)では体質改善に食事をとても重要視します。
暴飲暴食や偏食などが内臓の負担になることがとても多いからです。
・冷たいもの
・刺激物やアルコール
・炭水化物(砂糖や小麦)や油
これらのものの摂り過ぎは内臓に負担がかかります。
また、健康意識が高い人は自分の体質に合わないものを体に良いと思い込んで一生懸命食べていたりすることもあります。
体質や体の状態によって「体に良い食べ物」は変わってきます。
Aさんには薬でも、Bさんには毒になる食べ物もあるのです。
また体質的には合っている食べ物でも、食べ過ぎてしまえば毒になることもあります。
体質改善に重要なのは自分の体質を知り、何の食べ物を食べるべきか。
また、なにを避けるべきかを理解して、全体のバランスがとれるように食べることです。
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体質改善の4つのポイント②睡眠
体質改善には睡眠はとても重要です。
毎日の睡眠は内臓の状態や気の流れにおおきく関わってくるからです。
睡眠時間が7時間ほどとれているかチェックしてみてください。
6時間を切ってくると内臓に負担がかかるので、6時間を切るような寝不足が続かないようにしましょう。
また就寝時間も重要です。
できれば10時か11時は眠ることを心がけましょう。
日付が変わってもおきていることも内臓に負担がかかります。
人間は昼に活動して、暗い夜には眠っている生き物です。
夜に動き回っているのは人間にとっては不自然な状態で、体(内臓)に負担がかかってしまうので控えましょう。
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体質改善の4つのポイント③運動
鍼灸ではかるい運動はどんな人にもオススメできる健康法です。
適度に体を動かすと内臓のうごきをたすけ、気の流れを良くする効果があるからです。
しかし、座りっぱなしなどで体を動かさないでいると内臓の動きや調子がわるくなってしまいます。
体質改善のためにも、無理のない範囲で自分にあった運動をする習慣をつけましょう。
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体質改善の4つのポイント④考え方
体質改善には、考え方がとても重要になります。
体の気の流れは精神状態と密接に関わっているからです。
ストレスを感じて気分がわるくなれば、内臓に影響して体の気の流れが悪くなります。
だから、ストレスをかんじにくい前向きな考え方が重要なのです。
マイナス思考なネガティブな発言はストレスを感じやすく、ストレスを大きくしてしまいます。
ストレスが大きくなるほど内臓にかかる負担も大きくなり、体の気の流れも悪くなり体質の悪化につながります。
「病は気から」という言葉がありますが、気持ちの持ち用によって人は元気にも病気もなるのです。
前向きな考え方で気分の良い状態を保っておくことが、内臓の調子をいい状態に保ち、病気をさけるポイントになります。
体質改善のためにも、物事をポジティブで前向きにとらえるような考え方をみにつけていきましょう。
体質改善していくときの流れ
体質改善をするには、まずは何が患者さんの体質(体調)を悪化させているかという原因が1番重要になります。
ここがわからないと治療のしようもないですし、患者さんに生活のアドバイスもできないからです。
体質を悪化させている原因の目星がついたら、今度はその原因に対して鍼灸で改善ができるものであるかどうかを判断します。
鍼灸や漢方などの東洋医学では解決できないものであれば、西洋医学など他の方法を探します。
鍼灸で対応できそうな状態であれば、患者さんに普段の生活で体質を悪化させる行動(4つのポイント)を伝え、それを控えてもらいます。
あとは鍼灸治療を通じて、見立てや普段の患者さんの行動が正しいかをみていきます。
見立てや治療、患者さんの生活の仕方が正しければ体質や体調は改善されていきます。
改善されないのなら
・見立て
・治療
・患者さんの普段の生活
このどれかが間違っているということがわかります。
あとはどこが間違っているのか鍼灸を通して探り、また修正します。
これを繰り返して体質を改善するための正解をさがすという流れになります。
鍼灸だけでは体質改善はできません!
鍼灸などで体質改善しようとするときに知っておいてもらいたいのが、治療だけでは体質改善はできないということです。
体質の異常が出てから時間が経っていなかったり、異常の程度が軽いものであれば鍼灸治療だけで改善する場合もあります。
しかし、体質に異常が出てから数ヶ月~数年がたって慢性化したものや、異常の程度がひどければ患者さんの協力が不可欠です。
たまに鍼灸などの治療さえ受けていれば体は良くなっていくと思っておられる方がいますが、それは違います。
治療は施術をする側とされる側(患者さん)で作っていくものです。
もちろん、施術する鍼灸師の技量は重要です。
しかし、ぼくはそれ以上に普段の患者さんの過ごし方が治療を成功させるカギだと思っています。
なぜなら、僕たちが鍼灸で治療ができる時間より、患者さんが普段すごす時間のほうが圧倒的に長いからです。
鍼灸治療をして体調が改善しても、普段の生活でそれ以上に内臓に負担をかけていればいつまで経っても体質や体調は改善されません。
患者さんの体質や体調の異常の原因をつきとめ、それを共に改善していくことが体質改善という目的を達成するためには欠かせないのです。
つまり、体質を改善していくことは、生活を改善していくことに等しいのです。
鍼灸にできることは、あくまでもサポートです。
本当の意味で体質を改善させることができるのは、患者さんだけです。
もし、あなたが本気で体質や未来を変えたいと思ったとき、そのパートナーとして鍼灸をえらんでもらえたら幸いです。
あなたにすばらしい出会いがあることを願っています。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたがすこやかでありますように。