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マッサージで寝るのってもったいないの?【奈良のマッサージ院が解説】

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄でストレスによる自律神経の乱れが原因の体調不良のケアが得意な治療院を経営しています。

 

今回はこんなお悩みに答えていきます。

「マッサージ中に寝るともったいない気がする。起きているのと寝ているのはどちらが効果的なの?」

 

✔️この記事を読むメリット

どうやってマッサージを受ければ効果的なのかを知ることができます。

 

14年のマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた奈良のマッサージ院が解説します。

動画でも解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

 

 

 

目次

マッサージで寝るのはもったいないの?

よく「マッサージ中に寝るともったいない!」という方がいます。
しかし、マッサージをする立場からいうと「寝るのを無理に我慢している方がもったいない」と言えます。

マッサージをうける側の精神状態によって、同じマッサージでもその効果は大きく変わるからです。
ここで1度、あなたがマッサージを受ける理由を明確にしてみましょう。

あなたの目的が「マッサージを受けること」なら、寝ないで起きている方がマッサージを受けたという実感を得ることがでしょう。

しかし、あなたの目的が「マッサージを受けて体が楽になること」であれば、できるだけリラックスしてマッサージをうけることをオススメします。

「せっかくお金をはらっているのに、寝るなんてもったいない!」と思っているとリラックスしてマッサージを受けているとは言えません。
精神的に緊張しているほど、マッサージの効果は下がってしまうのです。

実際に患者さんにマッサージをしていても、緊張している時とリラックスしている時では筋肉のほぐれ方には差が出ます。
寝るぐらいリラックスしてマッサージを受けると、マッサージの恩恵を最大にうけることができるのです。

そもそも「こっている」とはどういう状態?

イカをつかって説明するとわかりやすいので、筋肉をイカだとイメージして聞いてみてください。

生のイカは弾力があって柔らかいですよね?
水分をたくさんふくんでいるからです。

このイカを干して水分をとばして乾燥させると、硬くなってスルメになります。
筋肉がこるのも、これとまったく同じです。

筋肉がこるのは、血流がわるくなることで筋肉にふくまれる血(水分)の量が減って硬くなるからです。
この状態の筋肉をマッサージして血流を良くすると、筋肉にふたたび血(水分)が含まれて柔らかくなります。

これが「こり」がほぐれた状態になります。
寝るとこの状態になりやすいので、つぎで具体的に解説していきたいと思います。

マッサージ中に寝るとどうなるの?

血流と精神状態は密接に関係しています。
リラックスしていると、副交感神経のはたらきで血管がひらいて血が体の隅々まで流れやすくなります。

この状態でマッサージをすると筋肉に血がふくまれやすくなります。
つまり、こりがほぐれやすくなるわけです。

つまり、リラックスしている方がマッサージの効果は高まります。
寝るというのは副交感神経が優位になってリラックスしている状態です。

「もったいないから寝ないぞ!」と緊張しているよりは、寝るぐらいリラックスしている方がマッサージの効果は高いのです。
緊張していると交感神経が刺激され、血管が収縮しやすくなります。

おまけに交感神経のはたらきで筋肉も緊張するので、さらに効果は下がるのです。

マッサージ中、かならず寝る必要はありません

マッサージ中、かならず寝る必要はありません。
効果を高めようと無理に寝ようとすれば、それはそれで緊張しているのと変わらないからです。

マッサージ中は思わず寝てしまうぐらいリラックスしているのがベストでしょう。
寝るのはリラックスしている証拠です。

まずは安心して体を預けられるマッサージ師さんをさがしましょう。
信用していない人の前で寝ないですよね?

マッサージ中に寝るのは、そのマッサージ師への「あなたを信頼していますよ」という気持ちのあらわれでもあります。
そうした信頼関係はマッサージの効果をより高めてくれます。

マッサージ師も人間です。
患者さんに信頼されていると感じれば、より良いマッサージで応えようと思うものです。

少なくとも僕ならそう思います。
あなたが寝たりリラックスしてマッサージを受けることで、マッサージ師のやる気が高まる効果もあるのです。

どうですか、寝るのを無理に我慢している方がもったいないと思いませんか?
次にマッサージを受ける時の参考になれば幸いです。

それでは、より良いマッサージをお楽しみください。
明日もあなたがすこやかでありますように。

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