アゴが痛いのはリラックスが足りない証拠です【奈良のマッサージ師が解説】
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
今回のブログでは、こんな疑問やお悩みに答えていきます。
・アゴが痛いんだけど、原因がわからない
・マッサージしてもアゴの痛みが治らない
顎関節症やアゴの痛みの、原因と対策をプロのマッサージ師が東洋医学を交えて解説していきたいと思います。
お金も道具も使わず、誰でも試せる内容ですので、お困りの方はぜひ最後まで聞いて行ってください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
- ○ アゴが痛いのはリラックスが足りない証拠です
- ○ アゴが痛い理由
- ○ アゴの緊張の原因になる考え方
- ○ クセは必ず直せます
- ○ さいごに
アゴが痛いのはリラックスが足りない証拠です
まず顎関節症をはじめとするアゴの痛みの多くの原因は❝力の入れ過ぎ❞です。
そしてなぜ力を入れ過ぎてしまうのかというと、リラックスが足りないからです。
これは身体だけの話ではなく、心も含めた話です。
心が緊張しているから、身体も緊張して、それがアゴの筋肉に現れている。
力の入れ過ぎで、アゴの筋肉がこっている状態です。
こりがひどくなるとアゴ痛みを起こすわけですが、
実はアゴの痛みは表面的な問題で、根本原因はアゴの緊張を生み出している心です。
根本に心の問題があるので、心の緊張を解かないと身体の緊張も解けません。
心の問題を解決せずにいくらマッサージだけしてもアゴのこりが次々に出てきてしまい、いつまでもよくなりません。
アゴが痛い理由
東洋医学では肝(かん)が筋肉を支配する働きがあると考えています。
そしてもう1つ「心身相関(しんしんそうかん)」といって心と身体がつながっており、お互いに影響し合っているという考え方があります。
肝は怒りの感情と深く関連していて、怒りや緊張によって肝の働きは激しくなります。
怒りや緊張が極度に達すると身体に震えが起きることがあります。
これは過剰な怒りや緊張が肝に作用し、筋肉のコントロールがうまくできないことによっておこる現象です。
怒りや緊張状態では無意識のうちに筋肉に力が入りやすくなります。
アゴの痛みを訴える人の多くは、精神的な緊張によってアゴの筋肉の力のコントロールが失われ、無意識のうちに歯をかみしめてしまっています。
ストレスがかかっている時や寝ている間に無意識にアゴに力が入ってしまい、歯ぎしりのような状態をとってしまいがちです。
人間関係のストレスなどで一時的に緊張している人もいれば、性格的に緊張しがちでリラックスするのが下手な人も多いです。
美容室とかでシャンプーしてもらう時に、自分は首の力を抜いているつもりなのに、美容師さんに「力抜いてくださいね~」って言われるタイプの人ですね(笑)
アゴが痛いのを改善するには、この精神的な緊張を何とかしないとアゴの筋肉のこりが永遠に出てきます。
では次で精神的な緊張をなんとかする方法をみていきましょう。
アゴの緊張の原因になる考え方
アゴという身体の緊張を生む多くの原因は「~しないといけない」という考え方にあります。
・時間に遅れてはいけない
・嫌われないようにしなくてはいけない
・ちゃんとしなくてはいけない
どうですか、心当たりありませんか?
1つの感情に心が凝り固まってはいませんか?
「~しないといけない」と完璧を求めると、それだけでプレッシャーがかかります。
「~しないと!」という考えに心が凝り固まっておおらかに考えられなくなると、身体にも緊張としてあらわれてきます。
要するに、心が固くなっているから身体も固くなっているんですね。
だとすれば解決法はシンプル「おおらかに考える」ことです。
心がやわらかくなれば、つながっている身体もやわらかくなるというわけです。
「~しないといけない」と100点を求めず、「頑張ったから80点でもいいや」と少し気を抜くと、身体の力も抜けます。
完璧な人間なんていませんし、時には失敗するのが人間です。
自分のミスを許せない人は、他人のミスも許せません。自分を責める心は、必ず外(相手)に向かうからです。
だから相手のミスが許せない人は、まず自分のミスがゆるせない人なんです。
逆に自分のミスを許せるようになると相手のミスを許せる人になります。
頑張って努力して、それでも出来なかったら仕方がないじゃないですか。
人間出来る事しか出来ませんし、能力にも差があります。
人間が社会という群れを作るのは、足りない能力をお互いに補うためです。
1人で何でも出来るなら、家族や会社の部署なんてそもそも必要ないですよね。
まず人間は不完全なものだと認識しましょう。
だからあなたや周りの人も不完全な存在であり、完璧な人なんて存在しません。
神様でもないのに、全部完璧に出来るなんて思い上がりもいいところです。
だから失敗してもいいんだ、と思えると自然にアゴの力も抜けますよ。
クセは必ず直せます
そうは言っても急にすべての事に関して、おおらかには考えられないと思います。
しかし、はっきり言って考え方はクセです。
一定の時間は必要ですが、クセは意識し続ければ必ず直すことができます。
心理学では人の意識が変わるには3か月ほど必要だという説もあります。
僕も色々なお客さんの意識が変わるのをみてきましたが、やはり意識の変化がはっきり確認できるまで1~2か月かかることが多いです。
だから少しずつ、自分が出来る範囲でいいので、小さな意識改革を積み重ねてください。
今まで10回「~しないと」「~だったらどうしよう」などと考えていた部分を、そのうちの1回でもいいから「まあいいか」「大丈夫、大丈夫」と思うようにしてみてください。
最初は出来なくて当然です、今までそう考えようと意識していなかったですから。
でも意識の変わった今のあなたは、もう以前のあなたとは違います。
「おおらかに考えるんだ」といつも意識していれば必ず出来るタイミングがやってきます。
そうして1回でもおおらかに考えられたら、あなた自身を思い切りほめてあげてください。
1回出来てしまえばもうこっちのものです。
すると1回出来たものは必ず2回できますし、意識し続ければ当然3回目も出来るようになります。
仕事中もずっとおおらかにしていることは難しいかもしれませんが、プライベートの時だけでもおおらかモードへの切り替えが出来るようになるとすごく身体が楽になりますよ。
だって心が楽ですからね。
さいごに
おおらかに考えられるようになればばるほど、あなたのアゴだけでなく身体の緊張はでにくくなります。
こうして身体の緊張の根本を断っていかないと、いくらマッサージしてもその場しのぎにしかなりません。
痛みや病気の根本を治さずに治療をするということは、栓をしていないお風呂にお湯をためようとしているのと同じことです。
いくらお湯を入れても、それが流れ出ていては意味がありませんよね?
しかし、しっかり栓をしておけば入れたお湯はいずれバスタブをいっぱいにしてくれるでしょう。
大切なのは何が原因の根本なのかを見極めることです。
身体の痛みは、心がしんどいんだということを教えてくれるメッセージだということを覚えておいてください。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。