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ストレスと病気

鍼治療の効果を左右するのは❝素直さ❞です【奈良の鍼灸院が解説】

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

鍼治療の効果を左右するものが2つあります。

 

1つはもちろん鍼灸師の治療スキルの高さ。

そしてもう1つが、鍼治療を受ける人の素直さです。

 

実は素直な人の方が、鍼治療を受けたときの効果が高くなるんです。

今回は14年鍼灸治療を通じて、たくさんの患者さんをみてきた経験から、治療における素直さの重要性を解説したいと思います。

 

 

目次

鍼治療の効果を左右するのは❝素直さ❞です

今回のテーマは、科学的な根拠があるわけではありません。
あくまでも僕の今までの治療経験ですが、素直な人は鍼治療が効きやすい傾向にあります。
素直な人と頑固な人に同じように鍼をしても、効果に差がうまれ、素直な人の方が鍼治療が効きやすく高い効果を得られます。
素直な性格な人や、素直に鍼治療を受けると得をするということです。
その理由を次で解説します。

鍼治療の効果を左右する3つの理由

ストレス 眠れない

僕が思う素直な人ほど鍼治療が効きやすくなる理由はこの3つです。


 ➀アドバイスをすぐ実践して守るから
 ②信じている分だけ鍼治療の効果が通りやすくなるから
 ③鍼灸師の鍼治療に対するモチベーションが上がるから

 
順番にみていきましょう。

➀アドバイスをすぐ実践して守るから

ストレス 病気 独り言

普段の暴飲暴食が原因で、胃の調子が悪い患者さんが鍼治療に来たとします。
外食が多く、油ものを食べ過ぎているのに、患者さん本人はその食習慣が当たり前になっていて、自分が油を取り過ぎていることに気付いていません。
この場合、もちろん胃の動きや調子を整えるように鍼もするんですが、油を摂り過ぎないようにアドバイスします。

 ・こういうメニューには油を使ったものが多いのでさけてください
 ・和食や煮炊き物は油が少ないので、全体の7割ぐらいは和食にして下さい
 
素直な人はこのアドバイスを素直に聞き入れて油を減らしてくれるので、当然油による胃腸への負担は減ります。
負担を減らすことができれば、自然治癒力によって胃は徐々に本来の調子を取り戻していきます。
逆に治療がいくら適切でも、治療を受けているからとアドバイスを聞き入れず油ものをどんどん食べてしまえば、調子はまた悪い方へ向かってしまいます。

②信じている分だけ鍼治療の効果が発揮されるから

寝付けない

原因へのアドバイスで胃腸への負担を減らしたところで、今度は下がっている胃腸の調子を良くするために鍼治療をします。
この時の鍼治療の効果が100だとしましょう。
患者さんが鍼灸師のことを100%信用していれば、100の効果を100のままで受けることが出来ます。
この時に患者さんが鍼灸師のことを50%しか信用していなければ50の効果しか得られません。
つまり信じている分しか、治療の効果は発揮されないということです。

プラシーボ(偽薬)効果と同じに見えますが少し違います。
プラシーボ効果は実際には効果のない治療を効果のある治療だと思い込むことで、実際は効果のない治療が効果を発揮するというという理論です。

ここで言いたいのは、不信感があって信じていない分だけ本来の効果がマイナスされてしまうということです。
治療をする側は感覚的に理解しているんですが、治療を受ける人はわかりにくい部分だと思います。
簡単にいうと、素直に相手のことを信用して鍼治療をうけると得だということです。

③鍼灸師の鍼治療に対するモチベーションがあがるから

人は感情(意識)によって行動を起こします。
そして意識の仕方によって、同じ行動をしても結果に差が生まれます。

勉強でも仕事でもスポーツでも、やる気のある人とやる気のない人とでは、どちらの人の方が成果が上がるかは明白でしょう。
そしてこれは鍼灸においても同じです。

鍼灸師も感情がある一人の人間ですし、実際、いろいろな感情や意識で鍼治療しています。
➀のように患者さんが素直にアドバイスを聞き入れ、実践してくれると「患者さんが頑張ってくれているんだから、自分もその頑張りに応えたい」と思うものです。
②のように、患者さんが素直に自分を信用してくれているんだと感じると「この信用は裏切れない」と背筋が伸びます。

そう、患者さんが素直だと治療する人間のモチベーション(意識)が上がるんです。
鍼灸師のモチベーションが上がると、鍼治療のパフォーマンス(効き目)も上がります。

スポーツがホームやアウェイという試合をする環境によって勝率が変わるのも、応援によってモチベーションが変わるからです。

極端に言えば「この患者さんの信頼に応えるために、絶対に良くするんだ」という意識で打った鍼と、「この患者さん全然自分のこと信用してないな」という意識で打った鍼の効果は変わります。
②の鍼をするときも、鍼灸師の感情によって100の効果だった鍼治療が、120にも150にもなりえるということです。

鍼治療の効果を左右するのは❝素直さから生まれる信頼関係❞

今回の話は科学的には何の根拠もない話ばかりです。
すべて、ぼくの鍼治療を通しての経験則であり、ただの独断と偏見かもしれません。
しかし覚えておいて欲しいことがあります。

治療の成功や失敗は科学だけでは説明できないということです。
実際の医療現場では医学的に説明のつかない、奇跡のような回復例があります。

鍼灸や東洋医学は目に見えない気というものを扱う仕事です。
目には見えなくてもちゃんと感じる、だからある(存在する)。

目に見える、科学で証明できるものだけが全てではありません。
あと信用が大切といいましたが、どんな人でも無理に信用しましょうという話ではありません。

いい加減な鍼灸師まで無理に信用する必要はないです。
すべての鍼灸師が信頼に足るわけではありませんので。

また、初対面でその鍼灸師を100%信用するのは無理な話です。
患者さんとの信頼関係は治療を重ねながら、作られるものです。


信用は、あなたが「この鍼灸師信頼できそうだな」と感じたらで構いません。
でもそう感じたら思いっきり信用しましょう。

中途半端な信頼関係は、中途半端な効果や結果しか生みません。
医学的に説明のつかない奇跡も、患者さんがあきらめてしまったら決して起こらないものだったでしょう。

治そうという気がない人が、治ることはありません。
治るのは、治すための行動をした人だけです。

素直さは鍼治療だけでなく、あなたの人生も左右するかもしれません

鍼治療における「素直さ」の重要性を解説してきました。
しかし「素直さ」は鍼治療だけではなく人生においても重要なのかもしれません。

何事においても素直な人は得をしますし、頑固な人は損をします。
頑固さを出して治療を受けても、鍼治療にかかるお金と時間が無駄になるだけです。

頑固さを出せば出すほど今回の記事と真逆のことが起きる可能性が高くなることを覚えておいてください。
このブログを読んでくれたあなたには損な人生を送ってほしくありません。

あなたが素直に聞き入れてくれることを信じています。

それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

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