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ストレスと病気

病は気からの本当の意味、知ってますか?【気のプロの鍼灸師が解説】

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

「病は気から」って1度は聞いたことありますよね?

おそらく、この「気から」という部分を「気持ちから」と解釈している人が大半だと思います。

 

え!違うの!?

 

間違ってはいないんですが、半分正解というところです。

実はこの「気から」には気持ちだけではない、もっと広い意味があります。

今回は気を扱うプロである鍼灸師が「病は気から」のほんとうの意味を解説します。

 

目次

病は気からの本当の意味、知ってますか?

「病は気から」って言うとほとんどの人は❝気持ちの持ちようによって病気が良くも悪くもなりますよ❞って言う意味だと思ってると思います。
でも病気って、気持ちだけじゃなくていろんな原因がありますよね?

実は東洋医学は、病気になるいろんな原因を全部ひっくるめて❝気❞って呼んでいるんです。

ちょっと何言ってるかわからないと思うので、わかりやすく解説していきますね。

「病は気から」の気は、実は2種類あります

ストレス 免疫力 関係

人の身体にも気があって、その気が全身をくまなく流れています。
東洋医学では、気の流れがスムーズな状態を元気、気の流れが乱れている状態を病気と考えます。
この気の乱れを流す原因が、今回のテーマの「病は気から」の「気から」の部分です。

ここまで何回も出てきていますが、東洋医学は❝気❞という言う独特の概念をもっています。
気とは、目に見えないエネルギーの総称のことです。

空気って、目に見えないですよね?
人の気持ちも、目に見えないですよね?
でもちゃんと感じるし、あるのはわかりますよね。
東洋医学では、こういう目に見えないエネルギーを全部ひっくるめて❝気❞と呼んでいます。
そして、この気は人を病気にも元気にもします。


例えば、ずっと寒いところにいると風邪をひきますよね?
これも、冷たい空気と言う気によって、身体の気の流れが乱されたことによって調子が悪くなり病気になったわけです。
逆に、布団であったかくして寝ていると風邪が治ってきて調子が良くなりますよね?
これも温かい空気と言う気によって、今度は体の気の流れがスムーズになったことで元気になったわけです。
このように、身体の外から気の流れを悪くする原因のこと外因(がいいん)と呼びます。

これに対して、体の中から気の流れを悪くする原因のことを内因(ないいん)と呼びます。
この内因とは、人の気持ち(感情)のことです。

強い不安や緊張を抱えていると、胃が痛くなったり、胃潰瘍になったりします。
人の気持ちは気の一種ですから、不安や緊張と言う気によって身体(胃)の気の流れが悪くなり病気になるのです。
逆に前向きな言葉をかけられると不安や緊張がほぐれ、身体の気の流れは良くなって、胃の痛みは楽になり元気になります。

この、体の中から気の流れを悪くする気(内因)と、身体の外から体の気の流れを悪くする気(外因)。
この2つの気によって、身体の気の流れが悪くなって病気になる様子を表した言葉が「病は気から」なのです。
皆さんが普段使っているのは、内因(気持ち)の方だということですね。

病は気からの本当の意味とは?

東洋医学では身体には気の流れがあり、その気の流れが悪くなることを病気と呼びます。
そして、空気や気持ちなどの気によって、身体の気の流れが悪くなると人は病気になり、良くなると元気になります。

気持ちですべての病気が防げるわけではないし、すべての病気が気持ちによって起きるわけでもありません。
しかし、気持ちが原因になって心や体が病気になる事があることは事実です。

まとめると、病は気からとは
❝人は気持ちだけではなく、空気やいろいろな気によって病気にも元気にもなりますよ❞
こんな感じで理解してもらえたらいいと思います。

気は何も特別なものではありません。
人のかもしだす雰囲気や、話す言葉という気は周りを元気にも病気にもします。

僕のこのブログでしている話もある種、気ですね。
このブログを通じて、あなたの気持ちがすっきりして元気になる。
そんな気持ちになってもらえるような気が伝わるよう、今後も心と身体の情報を発信していきます。

それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

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