そのストレス、本当にストレスですか？【身体と心のプロが解説】
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
ストレスを感じたこと、誰にでもありますよね。
でもそのストレス、本当にストレスでしょうか？
同じ職場や同じ上司の元で働いていても、AさんとBさんよって感じるストレスは違います。
それは職場や上司に対する受け取り方がAさんとBさんで違うからです。
今まで、たくさんの症状で苦しむ人と治療を通じて接してきましたが
・ストレスを感じにくい人と
・ストレスを感じやすい人
どちらが体調を崩しやすいかと言えば、圧倒的にストレスを感じやすい人です。
今回はストレスを感じやすい人のための「ストレスってあなた自身がコントロールできるんですよ？」というお話です。
動画でも解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに１５年のキャリアと４万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
▶︎松元佑仁のストーリーはこちら
目次
- ○ そのストレス、本当にストレスですか？
- ○ ストレスを感じるまでの3ステップ
- ○ ストレスの大きさは認知の仕方で決まる
- ○ あなたはストレスを自由に選択できます
- ○ あなたはストレスをどう認識しますか？
そのストレス、本当にストレスですか？
ストレスは、あなたの物事の受け取り方によって大きくも小さくもなります。
今あるストレスを、ストレスにするかどうかをコントロールできるのは、この世界であなただけです。
このストレスのコントロールが自在にできたなら、あなたの健康や人生は今までと全く違うものになるでしょう。
そうしたいという方だけ、最後までお付き合いください。
ストレスを感じるまでの3ステップ
ストレスを感じるまでには3つのステップがあります。
➀ストレッサー
②認知
③ストレス反応
まずストレスの元になる物事（ストレッサー）があります。
そして、あなたがストレッサーを「嫌な出来事だ」と認知することで、ストレスを感じてイライラしたり、胃が痛くなったりというようなストレス反応がおこります。
もうお分かりかもしれませんが、今回のテーマのポイントは②認知。
ストレッサーを「ストレスだ」と認知するからストレスを感じるわけです。
もしあなたが、ストレッサーをストレスだと認知しなければ、ストレス反応はおこりません。
ついついストレッサーに目が向きがちです。
しかし、実はストレッサーが問題なのではなく、ストレッサーをあなたがどう認知したかが問題なんです。
ストレス反応の代表例の頭痛、ストレスでどうやって頭痛がおこるのか、東洋医学で解説します
ストレスの大きさは認知の仕方で決まる
例えば、ペアを組んで仕事をしていたAさんとBさんがいます。
Aさんがミスをしてしまい、連帯責任で二人とも上司から注意をされました。
今回は「Aさんのミスで自分も注意された」というのがストレッサーですね。
もし、あなたがBさんの立場だったら、このストレッサーをどう認知しますか？
いくつか考えられそうな反応を挙げてみます。
➀Aさん責任だと考える
②注意した上司にイライラする
③連帯責任をとらせる会社を責める
④Aさんと組んだ自分の不運をなげく
⑤Aさんを励ます
⑥あなたに責任がないのに怒らないといけない上司の気持ちを察する
⑦次からミスが起こらないよう対策を考える
気付いたかもしれませんが➀～④のように、ストレッサーを後ろ向き（悪い方向）に認知しています。
すると、ストレスが大きくなっていることがわかるでしょうか？
一方⑤～⑦のようにストレッサーを前向き（良い方向）に認知することで、➀～④に比べてストレスは格段に小さくなります。
当然イライラや不平不満のような感情や、頭痛や胃が痛いなどのストレス反応も起こりにくくなります。
考え方で肩こりにもなります。肩こりの人がしてしまう3つの考え方を解説
あなたはストレスを自由に選択できます
例として7つ挙げましたが、人の数だけ認知の仕方があると思います。
「そんな、いっつも⑤～⑦みたいに考えられない！」
と思う人もいるでしょう。
でも、どの考え方が正しいなんていうつもりはまったくありません。
あなたがストレッサーをどんな風に認知するかは自由ですし、好きなように選べます。
そして、今まで選んできた結果が、今のあなたの精神状態です。
あなたの心が今、とても穏やかで幸せなら、ストレッサーに対して心が穏やかになる認知を選択したからです。
今あなたの心にストレスが溜まりイライラしているなら、あなたがそう認知する選択をしたということです。
でももし、あなたがこれから出会うストレッサーを前向きな気持ちで受け取れたなら、そこから受けるストレスは確実に軽くなります。
いつも前向きじゃなくても大丈夫です。
今まで10回後ろ向きだったうちの1回でも前向きに受け取れたなら、1回分あなたの心は楽になります。
あらゆる物事に対して、前向きに向き合うほどストレスはストレスではなくなり、心にかかる負担も身体にかかる負担も小さくなります。
僕が今まで治療を通じてみてきた、80歳90歳を過ぎても明るく元気で幸せそうにしているおじいちゃんおばあちゃんは、物事に対して前向きに向き合える人達でした。
前向きで心にかかる負担が少ないと、体調を崩す確率が下がる
↓
身体の調子を崩す確率が下がれば、病気になる確率も下がる
↓
病気にかかる確率が下がれば、亡くなる確率も下がる
↓
元気で長生き
こんな構図になるのは当然ですよね。
あなたはこれから生きている限り、どんな選択も出来ます。
そしてその選択が、あなたの健康や人生を作っていきます。
あなたはこれから、どんな選択をしますか？
あなたはストレスをどう認識しますか？
ストレスはあなたがコントロールできるということがわかっていただけたでしょうか？
どんな出来事もあなたが悪いことだと認知しなければ、その出来事はストレスになりえません。
どんな物事も笑って前向きに向き合う。
ここまで読んでくれたあなたは、そんな素敵な選択ができる人だと信じています。
もしあなたがそうなりたいと思い続るなら、いつか必ずなれます。
なりたいものになれるのは、なろうとした人だけです。
最後に哲学者ニーチェの言葉で締めくくりたいと思います。
「事実というものは存在しない、存在するのは認識だけだ」
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。