熱中症予防に超重要!睡眠について知らないと水を飲んでいても熱中症に!?
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。
今回は、こんなお悩みに答えていきます。
「水をしっかり飲んでいたのに熱中症になってしまった。どうすれば予防できるのかを知りたい」
✔️この記事を読むメリット
熱中症予防に睡眠時間と就寝時間が重要である理由をわかりやすく知ることができます。
14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。
睡眠もですが、体を動かして汗をかくことも熱中症予防には重要です。
あわせて知っておいてくださいね。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
- ○ 熱中症予防のポイントは睡眠
- ○ 睡眠不足で熱中症になりやすくなる理由は?
- ○ 熱中症予防の睡眠のポイントは、睡眠時間と就寝時間の2つ
- ○ 熱中症予防に冷たい水は逆効果!?
- ○ 熱中症予防のポイントまとめ
熱中症予防のポイントは睡眠
熱中症予防には、水分補給が欠かせないのはご存知ですよね?
しかし睡眠をしっかりとらないと、たとえしっかり水を飲んでいても熱中症になってしまうんです。
そもそも、熱中症を予防するために水分を補給するのはなぜでしょう?
水には体の熱を冷ます作用があります。
汗で体の水分が少なくなって、体を十分に冷やすことができなってしまった状態が熱中症です。
水分補給をするのは、体を冷やす水を確保するためです。
でもじつは、水を飲んだだけでは体は冷えません。
飲んだ水が体に吸収されて、体の中をめぐることではじめて、水は体を冷やしてくれます。
その役割を果たしているのが内臓です。
睡眠が不足すると内臓に負担がかかり、飲んだ水でうまく体が冷やされなくなり、熱中症になってしまう可能性が高まるのです。
睡眠が熱中症の予防のポイントなのはこういう理由があるわけです。
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睡眠不足で熱中症になりやすくなる理由は?
熱中症予防には睡眠をしっかりとって、内臓に負担をかけないことが重要になります。
熱中症を予防しているのは、飲んだ水を全身にめぐらせ体を冷やしている内臓だからです。
飲んだ水が体の中でどうめぐって、体を冷やしているかまとめるとこんな感じになります。
・腸 → 口から飲んだ水を吸収し、体の中に取り込む
・腎臓 → 取り込まれた水を蓄えて、必要な量の水を確保する
・肺 → 蓄えた水を体にめぐらせる = 体の熱が冷える
これらの内臓の働きが最も活発になるのが夜、リラックスして寝ている時なのです。
睡眠がしっかりとれていると、飲んだ水が体をめぐって熱を冷ましてくれるので熱中症を予防できます。
しかし、睡眠が不足すると、水が体をめぐって冷やすための時間も不足します。
その結果、水を飲んでいても体の熱を冷やしきれなくなり、熱中症になりやすくなるというわけです。
それでは、熱中症を予防するために睡眠をどうとればいいかをみていきましょう。
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熱中症予防の睡眠のポイントは、睡眠時間と就寝時間の2つ
熱中症予防の睡眠におけるポイントはこの2つです
①何時間寝るか(睡眠時間)
②何時に寝るか(就寝時間)
睡眠時間に関しては、最低でも6時間、できるなら7時間は確保したいところです。
しかし、7時間寝ていれば大丈夫というわけではありません。
何時から7時間寝たか、という就寝時間も重要になってきます。
・23時〜6時までの7時間睡眠
・2時〜9時までの7時間睡眠(夜更かし)
同じ7時間睡眠ですが、夜更かしした方の7時間睡眠は内臓に負担がかかります。
そもそも人間は、昼の明るいうちに活動して、夜の暗い間は眠って休むという活動サイクルをもつ生き物です。
夜の暗い時間に活動したり、明るい時間に睡眠をとるという状況は、人間にとって不自然なのです。
この不自然な状況は、体にストレスを与えます。
そしてストレスは、内臓に負担をかけて内臓の働きをにぶらせます。
ストレスで胃が痛くなったり、お腹をこわしたりするのも、ストレスが内臓に負担をかけるからです。
就寝時間が遅い夜更かしも、体にストレスを与え、内臓に負担をかけてしまいます。
内臓の負担を予防するためにも、夜10時か11時、遅くても日付が変わるまでには寝るようにしましょう。
この心がけが、熱中症を予防することにつながります。
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熱中症予防に冷たい水は逆効果!?
暑い時期には冷たい水分がおいしいし、体もしっかり冷えそうな気がしますよね?
でも水分補給で飲む水分は常温の水がオススメです。
なぜなら、内臓が冷えてしまうからです。
冷えすべきなのは体であり、内臓ではありません。
冷たい水分をとると口→胃→腸へと入っていきます。
胃や腸などの内臓は平滑筋(へいかつきん)という筋肉でできています。
筋肉は冷えると硬くなり、動きが悪くなってしまいます。
腸が冷えてしまうと、水分の吸収がわるくなり、水分をうまく取り込めません。
水分が吸収できなければ、体に溜めることもめぐらせることもできません。
つまり、内臓を冷やしても、飲んだ水分がめぐらなければ体は冷えないのです。
常温でも、水が体をめぐれば体は冷えるので、水分補給は常温のものをオススメします。
水分を入れたコップやペットボトルなどの器が結露するようなら冷た過ぎます。
暑い時期は、水分をとる回数や量も増えます。
そのすべてを冷たくすると、飲めば飲むほど内臓は冷えてしまいます。
どうしても飲みたいなら、1日にコップ1〜2杯ぐらいまでに抑えましょう。
内臓を冷やすほど水のめぐりはわるくなり、熱中症のリスクが高まるのでご注意を。
熱中症予防のポイントまとめ
・熱中症を予防しているのは、飲んだ水を全身にめぐらせ体を冷やしている内臓
・睡眠がしっかりとれていると、水が体をめぐって熱を冷ましてくれるので熱中症を予防できる
・熱中症予防の睡眠のポイントは、睡眠時間と就寝時間の2つ
・睡眠時間は7時間、10時ごろか日付が変わるまでには就寝できるように生活しましょう
・7時間睡眠でも、夜更かしすると内臓に負担がかかる
・冷たい水で内臓を冷やし過ぎると、水のめぐりがわるくなり熱中症のリスクは高まる
このブログが少しでも、あなたのお役に立てたなら幸いです。
それでは今日はこの辺で。
明日もあなたがすこやかでありますように。