眠れない時の意外すぎる対処法とは?【不眠症のプロが解説】
眠れないときに、寝ようとすればするほど眠れなくなる…。
こんな経験はありませんか?
今回はそんなあなたにむけて、眠れない時の意外な対処法について解説します。
この対処法を身につけることができれば、眠れない時に薬などに頼ることも減っていくでしょう。
眠れないことにお悩みで、その対処法を知りたいという方はぜひさいごまでごらんください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
眠れない時の対処法は「眠ろうとしないこと」
眠れない時の対処法は「眠ろうとしないこと」です。
???って感じですよね?
まず、眠れないときに絶対にしてはいけないことがあります。
それはあせったり、イライラしてしまうことです。
眠れないときに、寝ようとすればするほどよけいに眠れなくなる…
こんな経験があると思います。
これは、はやく眠ろうとあせったり、イライラすること原因です。
でも、なぜ眠ろうとするほど眠れなくなってしまうのでしょう?
眠れない時、体にはなにがおこっているのか。
そして「眠ろうとしないこと」が眠れないときの対処法になる理由を東洋医学で解説します。
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眠れない時に「眠ろうとしないこと」が対処法になる理由
眠れない時に「眠ろうとしないこと」が対処法になると言いました。
ここからはその理由についてお話します。
眠れないとき、あせったりイライラするという対処法は絶対にしてはいけないと言いましたね?
これは頭に血がのぼってしまうからです。
眠れないとき、早く寝ようとするほどあせりやイライラがつよくなります。
東洋医学では、あせりやイライラという感情は肝臓とふかい関係にあると考えます。
肝臓は「血を貯めておく」という役割と、その血を頭にのぼらせるというはたらきをもった臓器です。
あせりやイライラは肝臓をはたらかせ、肝臓に貯めてある血を頭にのぼらせます。
頭に血がのぼると、脳が興奮状態になります。
こうなるともう眠れません。
のぼった血で脳のはたらきが活発になり、よけいに焦ったりイライラしやすくなります。
無理に眠ろうとする(あせったりイライラする)
↓
肝臓が刺激され、頭に血がのぼる
↓
脳が興奮状態になって活発にはたらく
↓
あせりやイライラしやすくなる
眠ろうとするほどこの悪循環にハマってしまうので、よけいに眠れないというわけです。
だから「眠ろうとしないこと」が、逆に眠れないときの対処法になります。
では、眠れないときの対処法について具体的に解説していきましょう。
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眠れないときの対処法を具体的に
眠れないときの対処法は最初にいったとおり「眠ろうとしないこと」です。
布団入ると眠れない。
なのに、座ってテレビを見ていると眠くなってウトウトして寝てしまう。
こんな経験ありませんか?
テレビをみて眠れるのは「寝ようとしていない」からです。
いってみれば「寝よう」とあせったりイライラしたりいていないから眠れているわけです。
眠れないとき、寝ようとあせったりイライラしてしまう気持ちはよくわかります。
でも、それでは頭に血がのぼってよけいに「眠れない!」という状況に自分を追い込んでしまいます。
眠れない時ほど、リラックスしてください。
・すぐには眠れないかもしれないけど、いつか眠れるさ
・もし今日は眠れなくても、明日眠れたらいいや
こんな感じで気楽に考えて、寝ようとあせったりイライラする気持ちをおさえてあげてください。
リラックスするほどあせりやイライラが少なくなります。
すると血は頭から肝臓(体)におりていきます。
すると脳の回転がおさえらるので、眠くなって自然と眠りにはいります。
この対処法のコツは、いったん「寝る」ということに集中することをやめて、他のことに意識をむけることです。
テレビをみていて眠くなるのは、テレビに意識が向いて「寝る」ことから意識が外れているからです。
むりに寝ようとするほど寝ることから遠ざかる
逆に、あまり寝ようとしないぐたいの方が意外と眠る近道
このことをしっかり覚えておいてください。
眠れないときほど、寝ようとしないことが対処方なのです。
それでは今日はこのへんで。
あなたが今夜はゆっくり眠れますように。