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マッサージは意味ない?効かない原因3つをプロが解説【奈良のマッサージ師】

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。

 

今回のブログは「マッサージって意味ないんじゃない?」と思っている方のための記事です。

 

・マッサージに行ったけど、あんまり楽にならなかった…

・行ったその日は楽だったけど、何日かしたらもとにもどってしまった

 

こんな風にマッサージの効果があまりなかった人にむけて、マッサージが効かない原因をマッサージ師歴14年のプロが解説します。

 

「マッサージって意味ないのかな?」と思った理由を理解し、時にはマッサージという選択肢を選ばないことも必要かもしれません。

しかし、もしあなたがまたマッサージという選択肢を選ぶことがあるなら、せっかく受けるマッサージを「受けてよかった!」と思える意味のあるものにして欲しいと思います。

 

 

目次

マッサージは意味ない?効かない原因3つをプロが解説

マッサージは意味ないと感じてしまうのは、マッサージによって身体の悩みの原因が解決していないからです。

あなたがマッサージに行くときはどんな時でしょう?
「肩や腰などがこっているから、ほぐしてもらおう」という目的でマッサージに行く方が大半ではないでしょうか。
実はこっていることは表面的な問題で、本質的な問題は「なぜこっているか」です。
要するに原因が大切なんです。


お風呂を入れる時に、栓を閉めないでお湯をいれても意味がないですよね?
栓が閉まっていないので、お湯を入れたそばから流れ出てしまうからです。
不調の原因を突き止めずにマッサージしているのは、これと同じことをしているに等しいのです。

ではマッサージが意味ないと感じてしまう原因を3つに整理してみていきましょう。
次のどれかのケースに当てはまるはずです。

マッサージが意味ない原因➀原因がマッサージで解決できない

マッサージという選択が、あなたが抱えている痛みなどの身体の不調に対して、適切ではないというケースです。
一般的なマッサージは、筋肉を揉んだり押したり叩いたりすることで、血流を良くして筋肉の過緊張をとることを目的としています。
あくまでマッサージの対象は筋肉であり、神経や骨の問題は解決できません。

例えば骨の変形が原因で、筋肉の血流が悪くなり腰痛がでていたといましょう。
このケースでは、マッサージで骨の変形という原因自体を解決することはできません。
しかし骨の変形を手術などで解決しないと、マッサージでは骨の変形を解決できません。
マッサージをしてその日は楽になったとしても数日で、また痛みがあらわれてしまうでしょう。

初めから原因をマッサージで解決出来ないことがわかっていれば

・数日でも楽になることを目的としてマッサージを受ける
・原因を解決するためにマッサージとは違う方法を探す
 
というような選択をすることもできます。

「手術を受けるほどでもないし、数日でも楽になる」
初めからこういう目的でマッサージを受けるなら、まったくの無意味にはならないでしょう。
もちろん西洋医学をはじめとした他の治療方法も選択肢に入れるべきケースです。

要するにマッサージを受ける時点で、「マッサージで原因は解決できない」とわかっているかどうかで、そのマッサージは意味ないと思うかどうかが変わるということです。

マッサージが意味ない原因②原因がマッサージで解決出来るが、出来ていない

あなたが抱えている痛みなどの身体の不調に対して、マッサージという手段は適切ですが、担当したマッサージ師の技術が不足していて解決に至らないケースです。
身体の痛みや不快感の原因が筋肉にあり、正しい方法でマッサージすれば筋肉の緊張が緩和し、痛みや不快感は改善できるが、それがなされていないという状態です。

マッサージ師と一言で言っても、マッサージ師の技術は人によってピンからキリまでさまざまです。
ピラミッドをイメージしてもらうとわかりやすいのですが、腕の立つマッサージ師ほど全体から見た人数の割合は少なくなります。
逆にあまり上手でない人ほど全体の割合でみると多くなります。

プロ野球やプロゴルファーも年俸数億円を稼ぐような1流の選手はごく一握りですよね?
マッサージ師も同じで、ほんとうに腕の良い一流のマッサージ師の数はごく一部です。
このケースではマッサージという選択肢は合っているので、あとはあなたの身体を楽にできるマッサージのやり方と出会うことが出来れば、「意味ない」と思うマッサージにはならないはずです。

マッサージが意味ない原因③原因を解決する行動ができていない

ストレス 甘い物

マッサージが意味ない原因➀と似ていますが、原因がマッサージを受ける側にあるケースです。
「暴飲暴食で胃腸に負担がかかり、腰痛がでている」という腰痛を例にみてみましょう。
腰の筋肉のこり自体は、腕の良いマッサージならある程度楽にできるしょう。
しかし腰痛の本当の原因は、暴飲暴食によって胃腸に負担がかかっていることなので、この部分はマッサージ師にはどうすることも出来ません。
お客さん本人が、食べ過ぎないよう量を控えたり、あっさりした食事を意識する必要があります。

このケースを解決するには

  身体の不調の原因をマッサージ師が理解する
      ↓
  お客さんにそのことを伝える
      ↓
  お客さんが原因する解決する行動をする

この3つのステップが必要になります。

不調の原因を解決するまでの時間をマッサージで稼ぐという点は原因➀と同じですが、不調の原因をお客さん本人がコントロール出来る点が大きな違いです。
このケースではお客さんの意識と行動によって結果が左右されます。
原因がわかったとしても、お客さんが原因を解決する行動をとらなければ意味ないと感じるマッサージになってしまいます。

しかし、信頼関係が構築されたうえで、原因に対しての正しいマッサージやアドバイスがなされ、お客さんも原因の解決に向けた正しい行動が出来れば良い結果が得られるでしょう。
二人の行動がかみ合うかどうかで、マッサージって意味ないと感じるかどうかのポイントになります。

マッサージを意味のあるものにするために

マッサージって意味のないと感じるか、感じないかのポイントは2つ。

・マッサージ師がお客さんの痛みや不調の原因を見極められるか
・お客さんとマッサージをする人間との信頼関係があるか
 
マッサージ師がお客さんの不調の原因を見極めることができれば、マッサージで不調を改善できるかどうか判断できます。
これによって不調を改善するためにマッサージを続けるか、西洋医学などの方法に切り替えるかという選択をすることができます。
マッサージで改善できるなら、今度はどのマッサージ師と改善していくかを選択することになります。
そしてそのマッサージ師が決まったら、あとはお互いを信頼し不調の改善のために行動するのみです。

鍼灸治療やマッサージの成功のカギは「信頼関係」です。

例えばマッサージ師がお客さんの不調の原因がマッサージで改善できると判断したとします。
そしてお客さんにマッサージを続けることを提案しても、信頼関係がなければお客さんはただの営業トークだと思ってしまうでしょう。
不調の原因がお客さんの不摂生によるもので、その改善をお客さんにアドバイスしても、マッサージで良くできない言い訳に聞こえてしまうでしょう。

マッサージを仕事にして14年経ちますが、信頼関係が築けないまま治療がうまくいった記憶がありません。
そしてお客さんの出会いは運ではなく縁、偶然ではなく必然だと日々感じます。

初めて行くマッサージのお店は緊張するでしょう。
自分の不調が良くなるのかどうか不安でしょう。
しかし行動しなければ現状は何も変わりません。
勇気をもってまずは行動しましょう。
その勇気の先にあなたの信頼に足る人間があらわれることを願っています。

それでは今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

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