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夏バテの原因4つを東洋医学で解説!正しく知って予防しましょう!

夏バテ 原因

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。

 

今回は、こんなお悩みに答えていきます。

「毎年夏バテになるんだけど、これって何が原因なの?」

 

✔️この記事を読むメリット

夏バテの原因になる4つの行動を知ることで、夏バテになるのを予防・改善することができます。

 

14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。

 

 

目次

夏バテの原因①食べ物

冷たいもの

おそらく、夏バテの原因で一番多いのが冷たいものの摂り過ぎです。
口当たりの良さも手伝って、ついつい冷たい食べ物や飲み物に手が伸びがちです。

「え?暑いから冷たいもので体を冷やした方がいいでしょ!」
こんなふうに思っている方が多いですが、それは少し勘違いをしています。

冷やす必要があるのは体であり、内臓ばかり冷やしていても夏バテの原因をつくるだけです。
冷蔵庫で冷やされた食べ物や飲み物では、冷やす力がつよすぎて胃腸に負担をかけてしまいます。

人間の胃や腸の温度は37〜8度ほどですが、冷蔵庫で冷やしたものは5度ぐらいにまで温度が下がっています。
夏場は水分をとる回数も量も増えるので、水分の温度が低いほど、水分をとる度に胃や腸は冷やされます。

胃や腸などの内臓は平滑筋という筋肉でできています。
冬場は体が冷えているので、体の動きがかたい感じがしますよね?

胃腸の筋肉もおなじで、冷えていると胃腸はスムーズにうごけません。
胃腸が冷えて働きがにぶることで、夏バテによくある消化器症状があらわれます。


 ・胃の冷え過ぎで胃の消化の働きがにぶる(消化不良)

 ・食べたものが長時間胃にとどまるので、次を食べようという食欲がでない(食欲不振)
 
 ・胃腸の増え過ぎた冷えを、水をして排出しようとする(下痢)

 ・腸の水分(栄養)の吸収という働きがわるくなる(脱水や熱中症のリスク↑)


こんな夏バテの症状を防ぐためにも、普段の水分補給は常温の水がオススメです。
水は体を冷やす作用があるので、常温でもちゃんと体は冷えるので安心してください。

体を冷やしたいなら夏野菜を食べたり、汗をかくことで自然と体は冷えます。
夏場の暑い時期に冷たい水や食べ物をたくさん摂ると、不自然に冷え過ぎて夏バテの原因になってしまうんです。

麺類(小麦粉)

素麺やそばなどの麺類は口当たりがよく、夏バテで食欲のないときなどによく食べるという方も多いでしょう。
しかし、小麦粉で作られた麺類などを食べ過ぎると、余計に食欲がなくなる原因になってしまいます。

東洋医学では、小麦や砂糖の摂り過ぎは脾(ひ)という内臓に負担をかけると考えます。
脾は胃の裏に位置している内臓で、後ろから胃を動かすという役割を持っています。

胃は脾によって動かされているわけです。
麺類(小麦粉)の食べ過ぎは、脾に負担をかけ調子をわるくしてしまいます。

脾の動きがわるくなると、動かされている胃の動きも悪くなり、食欲が低下します。
そして、小麦や砂糖も体に湿(しつ)を増やします。

湿とは、体に余計な水分が増え過ぎてしまった状態です。
この湿(余計な水分)が体に増えることが原因で


 ・むくみ

 ・体のだる重さ

 ・泥のような形のない便(下痢)


という夏バテ症状がおきてきます。
暑い時に食べがちな

 ・そうめんなどの麺類(小麦粉)

 ・ジュース

 ・アイス


小麦や砂糖が大量に入ったものの摂り過ぎは脾に負担をかけ、湿の原因になってしまいます。
夏バテの原因をつくらないためにも、週1回ぐらいで楽しむようにしましょう。

夏バテの原因②冷房に当たり過ぎ(汗のかかなさ過ぎ)

夏バテの原因の2つ目は、冷房に当たり過ぎ(汗のかかなさ過ぎ)です。

東洋医学では、毛穴の開き具合で体温調節をしていると考えています。
夏は、毛穴を開くことで体の熱を外に発散し、体に熱がこもるのを防いでいます。

ところが、暑いからと冷房の効いた涼しいところでじっとしてばかりいると、毛穴がしっかり開きません。
すると出口をふさがれた熱が体にこもるので、暑さを感じやすくなりイライラしやすくなります。

熱がこもってイライラするほど、これらの症状の原因になります。


 ・寝つきがわるい、眠りがあさい(不眠)

 ・めまい

 ・上半身は暑いのに、下半身は冷える(冷えのぼせ)


しかもイライラすると体に熱が増え、毛穴が開いていないと余計に熱がこもるという悪循環になってしまうのです。
夏バテの原因を予防するには、普段から暑さに当たって体を動かし、汗をかいておくことが重要になります。

もちろん、ある程度は冷房で暑さをやり過ごすことも必要です。

しかし、汗をかいて毛穴を開いておくことで軽い冷房でも涼しく過ごすことができますよ。
毛穴が開いていることで、体が冷えやすくなるからです。

暑さに当たって、汗をかいて毛穴を開いておくことが夏バテの原因をつくらないコツですね。

夏バテの原因③寝不足

寝不足も夏バテの原因になります。
寝不足は内臓に負担をかけてしまうからです。

体を冷やしているのは、体にある水です。
この水が、内臓によって身体中をめぐることで体の熱は冷やされています。


 ・  腸  ー  飲んだ水分を吸収して体内にとりいれる

 ・腎臓 ー  とりいれた水分を溜めておく

 ・  肺  ー  溜めておいた水を、気の流れによって身体中にめぐらせる


寝不足によってこれらの内臓に負担がかかると、調子や働きがわるくなります。
すると水のめぐりがわるくなり、体の熱がうまく冷えにくくなってしまう原因になるのです。

夏バテのこれらの症状は、水がうまく体を冷やせていないときにおこります。

 ・ほてり

 ・体温の上昇


内臓の働きや調子がもっともよくなるのは、リラックスして寝ている時です。
つまり、しっかり睡眠をとらないと体はうまく冷えないのです。

 ・短くても6時間、可能なら7時間睡眠

 ・できれば10〜11時、遅くても日付が変わるころには就寝


夏バテの原因をつくらないよう、こういった睡眠習慣をこころがけましょう。
冷え対策をしつつ冷房などもうまく使いながら、質の良い睡眠をとることも夏バテ予防に必要です

夏バテの原因④湿度(蒸れ)

湿気による蒸れも夏バテの原因になります。
湿気が高いということは、空気中の水分(水蒸気)多い状態です。

空気中の水分(湿気)を体に受けると、体にも余計な水分(湿)が増えます。
こうなると、砂糖や小麦粉を摂り過ぎた時とおなじ状態になり、夏バテ症状があらわれます。


 ・温度が高い

 ・湿度が高い

 ・空気が動いていない


この3つの条件がそろうほど蒸れている状態になり、夏バテになる可能性は高くなります。
温度や湿度の高さに意識が向きがちですが、空気が動いているかどうかも重要です。

特に最近の住宅は機密性の向上で、空気が動きにくくなっています。
扇風機などで意識的に空気を動かすようにしましょう。

夏バテエアコンなどで湿度を下げたり空気をうごかしたりすることで、蒸れないよう
小麦粉や砂糖で中から湿を増やさないことも重要です。

しかし、外からの湿を受けないよう工夫することで夏バテの原因を1つ減らすことができます。
蒸れが体にかける負担は小さくありせんので。

夏バテの原因は見つかりましたか?

夏バテの原因になっている行動は見つかったでしょうか?
夏バテの原因は、体質ではなくあなたが普段とっている行動にあるんです。

あなたの毎日の行動によって夏バテになることも防ぐこともできます。
ぜひこの機会に、夏バテの原因になる行動を知って、夏バテの予防や改善に役立ててもらえたらうれしいです。

それでは、今日はこの辺で。
明日もあなたが健やかでありますように。

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