マッサージってクセになるの?奈良のマッサージ師が解説
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
今回はこんなお悩みに答えていきます。
「マッサージってクセになるっていうけどほんとはどうなの?」
この記事を読むことで「マッサージはクセになる」の真相を知ることができます。
キャリア14年の奈良のマッサージ師が、今までの治療経験をもとに解説します。
動画でも解説していますので、マッサージを受ける方は参考にしてみてください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
▶︎松元佑仁のストーリーはこちら
目次
- ○ マッサージってクセになるの?奈良のマッサージ師が解説
- ○ マッサージがクセになる理由
- ○ マッサージをクセにしないためには?
- ○ じゃあマッサージって意味ないの?
- ○ マッサージがクセになるかはあなた次第
マッサージってクセになるの?奈良のマッサージ師が解説
「マッサージはクセになる」といわれることがあります。
しかし、お酒やタバコのような「マッサージの効果が切れてきてイライラする!」といった常習性や中毒性はWHOから報告されていません。
「マッサージはクセになる」と一般的に言われるのは、こういう状態ではないでしょうか。
マッサージをしてその場は体は楽になっても、すぐしんどい状態にもどってしまう。
そのために頻繁にマッサージに通わないといけない…
今回はこの状態を「マッサージがクセになっている」と仮定して解説していきたいと思います。
では、マッサージがクセになる理由はなんなのでしょうか?
マッサージで寝るのってもったいないの?【奈良のマッサージ院が解説】
マッサージがクセになる理由
マッサージがクセになる理由は、マッサージだけしているからです。
じつはマッサージだけでは肩こりや腰痛をほんとうの意味で解決することはできません。
マッサージだけでは肩こりや腰痛という問題の根本の原因が解決できないからです。
たとえば、肩こりは肩まわりの筋肉の血流がわるなり、固くなっている状態です。
いわゆる「こっている」状態といえます。
こっている筋肉をマッサージすると、血流がよくなって筋肉がやわらかくなります。
これがいわゆる「こりがほぐれる」という状態ですね。
適切なマッサージができれば、こりがほぐれ肩の筋肉がこっているという問題は解決できるでしょう。
しかし本当の問題は、なぜ肩の筋肉がこったのかというです。
こっている原因自体はマッサージは解決できません。
マッサージで解決できるのは、あくまでも「こっている」という状態だけです。
マッサージがクセになる理由は、こっている原因自体がマッサージだけでは解決できていないからです。
基礎代謝が低いとマッサージが台無しになります【マッサージのプロが解説】
マッサージをクセにしないためには?
マッサージをクセにしないためには、肩こりや腰痛の根本の原因を解決することが重要です。
あなたが生活する中でとっている“こりの原因”になる行動をさけることが必要になります。
肩や腰の筋肉がこる原因は、さまざまです。
・バランスのわるい食事
・睡眠不足や夜更かし
・運動不足
・ストレス
たとえば肩こりの原因が睡眠不足だったとします。
適切なマッサージができれば、肩がこっているという問題は解決できるでしょう。
しかし、マッサージで睡眠不足は解決できません。
睡眠不足という肩こりの原因を解決するには、「睡眠時間を確保する」という行動が必要になります。
肩こりの原因になる行動をさけないかぎり、マッサージをして一時的に楽になっても、またすぐ肩こりはあらわれてしまいます。
マッサージがクセになっている状態です。
雑草って根がのこっていると、地面から上の草の部分を切ってもすぐ生えてきますよね?
マッサージがクセになっているのはこれと同じだといえるでしょう。
マッサージをクセにしないためには、根の部分である根本の原因になっている行動を変える必要があります。
マッサージがクセになるかどうかはあなたの行動がカギなのです。
じゃあマッサージって意味ないの?
マッサージがクセになる理由は、マッサージで肩こりや腰痛の根本の原因が解決できていないから。
では、肩こりや腰痛のマッサージは意味がないのでしょうか?
肩こりや腰痛にマッサージをする意味はちゃんとあります。
マッサージをつうじて、体の状態から肩こりや腰痛の根本の原因をさぐることができるからです。
マッサージを「治療」としてだけではなく「触診」としてもつかうわけですね。
こうして肩こりや腰痛の根本の原因がわかれば、あとはその原因になる行動をさければいいわけです。
原因になる行動をさければ、マッサージをして楽な期間も長くなり、だんだんとマッサージ自体の必要性が低くなります。
こうなればマッサージがクセになることはありません。
マッサージをうけるときは「今抱えている体の悩みの原因がなんなのか?」ということをしっかり聞くようにしてください。
そして、その原因への対策(普段の行動)もしっかりアドバイスしてもらうようにしましょう。
原因への対策が正しければ、マッサージをうけたあとの楽にいられる時間も長くなります。
・体を楽にする
・体の状態を把握する(触診)
・体の状態を確認する
マッサージをつうじて、この3つのことができていれば意味のあるマッサージになります。
当院でもマッサージだけすることはありません。
この3つの目的でマッサージをし、不調の原因になっている生活習慣へのアドバイスは徹底して行います。
それがマッサージをクセにしないことにつながるからです。
マッサージがクセになるかはあなた次第
「マッサージはクセになる」の真相、わかっていただけたでしょうか。
マッサージをうけるだけでは、マッサージはクセになることもあります。
マッサージがクセになるかどうかは、あなたの行動にかかっています。
・マッサージ師のアドバイスを聞き入れて、普段の行動を改める
・もし、マッサージ師が適切でないなら他のマッサージ師をさがす
マッサージがクセになることをさけたいなら、クセにならないための行動をしてください。
今回のブログがそのためのヒントになればうれしく思います。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたがすこやかでありますように。