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鍼治療の効果のメカニズムの秘密【奈良市の鍼灸院】

どうも、五行治療院代表の松元です。

奈良市で鍼灸とマッサージの治療院を経営して13年になります。

 

針治療の効果ってどんなメカニズム(仕組み)なのかよくわからないですよね?

ぼくも鍼灸を勉強する前はなんで針治療で体が良くなるのか全然知りませんでした。

 

そこで今回は、プロの鍼灸師が針治療の効果のメカニズム(仕組み)の秘密をわかりやすく解説してみたいと思います。

この記事を読み終えるころには、針治療で体が良くなるメカニズムが理解できているはずです。

 

 

 

目次

針治療の効果のメカニズム(仕組み)のポイントは「気」

針治療の効果のメカニズム(仕組み)を理解するには、「気」について知る必要があります。

「気」って聞くと、なんかうさんくさく感じるかもしれませんね。
でも、気はなにも特別なものじゃないんですよ。

なぜなら、あなたもかならず「気」にふれて生きているからです。
人は気がないと生きていられません。

それぐらい身近で、人にとって欠かせないものが「気」なのです。

気とは、わかりやすく言えば「目に見えないエネルギー」の総称だと思ってください。
たとえば、空気や電気なども気の一種になります。

息ができるのは「空気」という気があるからです。
空気は目には見えません。
でも、空気の温度(気温)はかんじることができますよね?

脳から「電気」という気が心臓に伝わることで心臓はうごいています。
でも体をながれる電気を見ることはできませんよね。


  「目に見えなくても、感じることができる(存在している)エネルギー」


空気や電気、人の気持ちなど目には見えないけど感じることができるもの。
これらのすべてが「気」です。

だからみんな「気」という漢字が入っていますよね。
そして、人の体にも目には見えないエネルギー=気があります。

針治療では、この体にある気のメカニズムを利用して痛みや病気を治療します。
それでは次に、体の気のメカニズムについてみていきましょう。

針治療の効果は気のメカニズムを利用したもの

針治療の効果は、体にある気のメカニズムを利用することであらわれます。

川には水が流れていますよね?
それと同じように体にも気が流れています。

気が体を流れる通路にあたるのが経絡(けいらく)とよばれるものです。
経絡は体中にはりめぐらされていて、その経絡をつかって気は体中を流れて循環します。

気が体中をスムーズに流れているのが健康な状態です。

気がスムーズに流れていると、体はかるく調子がよいと感じます。
元々の本来あるべき気の状態だから「元気」と書きます。

逆に、気の流れが乱れてわるくなると、体に重たさや痛みなどの不快感があらわれます。
この気の流れがわるい状態が、気が病むと書いて「病気」です。

風邪をひいた時なんかに体が重く感じたことありませんか?
風邪によって体の気の流れが悪くなったからです。

体を流れる気は目には見えません。
でも、感覚で気の流れを感じることはだれにでもできるし、あなたもやっているんですよ。


 ・気の流れがスムーズ  =  健康(元気)

 ・気の流れがわるい   =  痛みなどの不快感(病気)


体に痛みや不快感があるということは、気の流れがわるいということです。
そこに針治療をすると、痛みが改善したり体が軽くなるという効果があらわれます。


針治療をすることで気の流れがスムーズになったからです。
針治療の効果は、この気のメカニズムを利用しているというわけですね。

そして、針治療で気の流れをスムーズにするために登場するのが「ツボ」です。

針治療の効果のメカニズムとツボ

針治療の効果は気のメカニズムを利用したものです。
そして針治療で気の流れをスムーズにするために登場するのが『ツボ』です。

針でツボを刺激して、気の流れがスムーズになることで針治療の効果があらわれます。
また、針治療では刺激したツボとは別の場所に効果があらわれることもあります。

たとえば、手のツボで腰の痛みをとったり、足のツボで胃腸の調子を良くしたりといった具合です。
こういった効果があらわれるメカニズムをみていきましょう。

ツボは、気がながれる通路である経絡に点在しています。
わかりにくい方は、こんな感じでイメージしてみてください。


 ・経絡=線路

 ・ツボ=駅

 ・気 =電車


駅から電車に乗れば、線路でつながっている離れた場所までいけますよね?
針治療でもおなじです。

Aのツボに針治療をすることで、経絡でつながっている離れたBの場所に効果があらわれます。
手に針治療して腰の痛みがとれるのは、手のツボに針治療をすることで経絡でつながっている腰の気の流れがスムーズになったからです。

では足のツボで胃腸の調子がよくなるメカニズムはなんでしょう?
これにはツボのもう1つの特徴が関係しています。

それは、ツボは内臓とつながっているということです。

足のすねに「足三里(あしさんり)」というツボがあります。
この足三里は経絡で胃とつながっています。

胃の調子がわるくなると、つながっている足三里の気の流れがわるくなることがあります。
このときに針治療で足三里の気の流れがよくなると、わるくなっていた胃の調子が元にもどります。

針治療はツボ(気)のメカニズムを利用することで、体のいろんな場所に効果や影響をあたえることができるのです。

さいごに

針治療の効果がどういったメカニズム(仕組み)なのか、わかってもらえたでしょうか?

気は目に見えないものです。
針治療はその気のメカニズムを利用しています。

だから針治療の効果は第三者にはすごく伝わりづらいんです。
針治療で体の気の流れがどれだけ変わったかは、本人にしかわかりませんから。

でも、ここまで読んでくれたあなたなら、針治療がどんなメカニズムで効果を発揮するのか。
なんとなくでもわかってもらえたんじゃないでしょうか。

この記事で針治療の秘密やおもしろさが少しでも伝われば幸いです。
それでは今日はこのへんで。

明日もあなたがすこやかでありますように。

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