【ストレスと病気】ストレスで独り言が増える理由
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた独自の治療を行っています。
今回はこういったお悩みに答えていきます。
「ストレスがかかると独り言が増えるんだけど、これって病気なの?」
✔️この記事を読むメリット
・ストレスで独り言が増える理由を知ることができる
・独り言はストレスによる病気を防ぐ行動であることを知ることができる
14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
- ○ 独り言はストレスから心を守る行動
- ○ 独り言はストレスと病気から身体も守っている!?
- ○ 【ストレスと病気】独り言が増える理由
- ・独り言以外のストレス発散法①声を出す
- ・独り言以外のストレス発散法②運動(体を動かす)
- ○ ストレス(感情)のバランスがポイントです
- ○ 【ストレスと病気】独り言のまとめ
独り言はストレスから心を守る行動
独り言は“心をストレスによる病気から守るための行動”と言えます。
ストレスや病気、心をこんな感じでイメージしてみてください。
心 = 風船
ストレス = 空気
心の病気 = 風船が割れる
風船に空気を入れ続けると、ゴムが空気の圧力に耐えきれなくなって割れてしまいますよね?
心もストレスで満たされ続けると、心が感情でいっぱいになった圧力に耐えきれずこわれてしまうと心の病気になってしまいます。
これが、いわゆるうつ病や統合失調症のような状態です。
しかし、風船の中の空気を抜けば風船は割れませんよね?
独り言として自分の中の感情(ストレス)を外に吐き出せば、心にかかっている圧力が抜けて心はこわれにくくなります。
独り言はこうして、ストレスや心の病気を守っているんです。
でもじつは、ストレスから守っているのは心だけではありません。
そもそもストレスとは何でしょうか?答えを哲学者ニーチェの言葉で解説します
独り言はストレスと病気から身体も守っている!?
ストレスは万病の元をいわれ、さまざまな病気の原因になります。
独り言はストレスから、心だけでなく身体の病気からも守る効果があるのをご存知ですか?
ストレスを東洋医学で表現するならこう言いかえることができます。
ストレス = 感情が過剰に偏っている状態
東洋医学では「5つの感情(五志)が5つの内臓(五臓)に宿っていて、過剰な感情は宿している内臓に負担をかけることで病気になる」と考えます。
肝 ー 怒り
心 ー 喜び
(五臓) 脾 ー 思慮 (五臓)
肺 ー 悲しみ
腎 ー 恐れ
例えば、イライラしたり怒り過ぎると肝臓に負担がかかり調子を落としてしまいます。
肝臓は筋肉と関係が深く、筋肉のこりや筋肉痛があらわれやすくなります。
イライラしているとき、肩こりや首こりがでやすくなるのはこのためです。
こんなふうにストレス(感情)は、心だけでなく内臓や身体にもダメージを与えるのです。
ストレスが身体にダメージを与えるのは、ストレスが胃潰瘍や心臓の病気など身体の病気を引き起こすことからもわかるでしょう。
独り言は感情をはきだすことで、心はもちろん身体の負担をおさえ病気から守る効果もあるのです。
【ストレスと病気】独り言が増える理由
ストレスを受けたり感情がたかぶったときって思わず声が出ますよね?
・怖い時に悲鳴を上げる
・怒っている時に怒鳴る
・不平不満があると愚痴る
独り言は“感情を声にしてはきだして内臓への負担を最小限におさえ心と身体の病気を防ぐ行動”といえるでしょう。
独り言でストレス(感情)をはきだせていること自体は悪いことではありません。
しかし、独り言の量が増えてきているということは、はきださないといけない感情(ストレス)の量も増えているということです。
独り言の量 = 心の中の感情の量
ずっと独り言を言っているなら、ずっと心の中が感情でいっぱいだということです。
独り言だけではきだせるストレス(感情)の量にも限度があります。
独り言ではきだすより、早いスピードで心の中がストレスでいっぱいになってしまえば病気になる可能性は高まります。
それを防ぐためにも、最近独り言が増えてきたなと感じたり、周りから指摘されたりしたら他の方法でストレス(感情)の発散をしてみることをオススメします。
やけ食いでのストレス発散はオススメしません。理由を解説します
独り言以外のストレス発散法①声を出す
声を出すこと自体がストレス発散になるのでこれらの方法は効果があります。
・話す
・歌う
・叫ぶ(大きな声を出す)
周りに迷惑のかからない範囲で、あなたの気分がスッキリして続けられそうな方法をみつけてみてください。
声を出すストレス解消をくわしく解説します。よかったら併せて読んでみてください。
独り言以外のストレス発散法②運動(体を動かす)
運動もオススメのストレス発散法です。
すごくラッキーなことやうれしいことがあった時、じっとしていられなくて身体が動いてしまいますよね?
うれしいという感情もある意味ストレスで、心の中がいっぱいになってしまえば心がたえられません。
だから身体を動かすことで、身体の中のうれしいという感情を発散して身体の外に出しているんです。
イライラしているとき、殴ったり蹴ったりと何かに当たったりするのも、身体を動かすことでイライラという感情(ストレス)を外へ発散しているといえるでしょう。
しかし、物や人に当たるのは迷惑がかかるので、スポーツや運動などで身体を動かしてストレス(感情)を発散することをオススメします。
運動とストレス解消の関係の解説はこちら、興味のある方は併せて読んでみてください。
ストレス(感情)のバランスがポイントです
1つの物ばかり食べていると栄養バランスが悪くなって病気になってしまいます。
心(感情)も同じで、1つの感情に偏ったままだと心のバランスが悪くなって病気になってしまいます。
これは心だけでなく、体の病気の原因にもなります。
もう1度いいますが
ストレス = 感情が過剰に偏っている状態
上でも解説しましたが、うれし過ぎることもストレスになります。
もちろんイライラし過ぎることもストレスです。
1日や1週間、1ヶ月の中で泣いたり笑ったり怒ったりといろんな感情がバランスよくあることが理想です。
いろんな人と関わり、いろんな刺激やストレスを経験することは、身体と心のバランスをとり病気を遠ざけることにつながります。
そうすればあなたの人生は、より豊かなものになっていくでしょう。
ストレスを小さくするのも大きくするのもあなた次第です。ストレスを小さくする考え方を解説します
【ストレスと病気】独り言のまとめ
・独り言は“心をストレスによる病気から守るための行動”
・独り言はストレスから、心だけでなく身体の病気からも守る効果がある
・最近独り言が増えてきたなと感じたら、他の方法でストレス発散してみましょう
・話す、歌う、大声を出す、運動などがオススメ
・いろんな感情がバランスよくあるように過ごしましょう
このブログが少しでも、あなたの人生のお役に立てることを願っています。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたがすこやかでありますように。