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ストレスと病気

ストレスで声が出ない…理由や改善方法を心と体のプロが解説

こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。

奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。

 

今回は、こんなお悩みに答えていきます。

「ストレスでうまく声が出ないなんで声が出ないの?どうすれば声が出るようになるの?

 

✔️この記事を読むメリット

ストレスでなぜ声が出ないのか、どうすれば声が出るようになるのか知ることができます。

 

14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と東洋医学の観点から解説します。

 

 

目次

ストレスで声が出ない(心因性失声症)理由とは?

ストレスで声が出ないという症状は、心因性失声症と呼ばれ、声帯などには異常はないので検査でも異常なしと診断されます。
ストレスで声が出ない理由は、声帯などのノドの筋肉が正常に動かなくなるからです。

声はノドにある声帯と呼ばれる部分から起こります。
声帯は声帯筋という筋肉でできており、表面は粘膜でおおわれています。

声帯をノドの筋肉(喉頭筋)がいろんな方向に引っ張ったり緩めたりすることで、いろんな声(音)を発することができます。
つまり声が出ないのは、ストレスによってこれらの筋肉が正常に動いていないからです。

ではなぜ、ストレスでノドの筋肉が正常に動かなくなるのかを解説します。

ストレスで声が出ない(心因性失声症)原因は?

ストレスで声が出ない理由は、ノドの筋肉が正常に動かなくなるから。
そして、声が出ない状況を作り出している原因は肝臓の働きにあります。

東洋医学では肝臓は筋肉のコントロール(支配)する働きがあると考えています。
ストレスは内臓に影響し、ストレスが強くなると負担がかかります。

内臓に負担がかかると働きや調子が落ちてしまうのです。
ストレスで肝臓に負担がかかると、筋肉がコントロールがうまく出来なくなります。

それがノドの発声にかかわる筋肉におきることでうまく声が出ないのです。
肝臓は怒りという感情と関わりが深く、イライラしたり焦ったりし過ぎると肝臓に負担がかかります。

つまり声が出なくなるストレスの正体は「怒り」です。

緊張すると身体に無意識に力が入りますよね?
「怒りで体が震える」なんて表現もあります。

これらも焦りなどの怒りの感情によって肝臓に負担がかかることで、肝臓による筋肉のコントロールがうまくいかず、力が入り過ぎることでおきてきます。


  ストレス(焦りやイライラなど怒りの感情)
     ↓
  肝臓に負担がかかる
     ↓
  筋肉をコントロールする働きが落ちる
     ↓
  筋肉が思った通りに動かせなくなる
     ↓
  ノドで起きる = 声が出ない


すごく緊張したとき、声がうわずったりスムーズに話せなかった経験ってありますよね?
ストレスでノドの筋肉がうまくコントロールできなくなるからです。

ストレスで声が出ないのは、この延長にある症状といえるでしょう。

ノドはストレスがあらわれやすいところ

ノドはストレスがあらわれやすいところです。
なぜかというと、ストレスはノドは気の流れをわるくしやすいからです。

東洋医学では、人の体には気という目に見えないエネルギーが流れていると考えています。
身体の中を気がスムーズに流れているのが正常、元気な状態です。

しかし、気の流れが悪くなることで痛みや不快感などがあらわれ、ひどくなると病気になります。

何本もある道路が一本に合流しようとすれば、合流地点には車が集中するので渋滞しやすくなりますよね?
それと同じで、太い体から急激に細くなる首(のど)は気が集中するので、気の流れがわるくなりやすい場所なのです。

流れの悪くなりやすいノドに対して、ストレスはさらに気の流れをわるくさせます。
ストレスなどによって、ノドの気の流れが悪くなると、ノドの違和感があらわれることもあります。

何かがノドにつまっているような感覚、東洋医学では梅核気(ばいかくき)とよばれる症状です。
読んで字の如く、梅の種(核)がノドにつかえている気(感覚)がするという意味です。

緊張していたりするとやりがちな動作として


 ・話をする時に咳払いをする

 ・生唾を飲み込む


これらもストレスでノド気の流れがわるくなるのを、解消しようとする動作ですね。
また、声を出すことはストレス解消に有効なのですが、うまく声が出ないと声が出ないこと自体がストレスになってしまいます。

声が出ないストレスで肝臓に負担がかかると、余計声が出ないという悪循環におちいってしまいます。
では、どうすれば声が出せるようになるのか、つぎで解説していきます。

ストレスで声が出ない時は?

ストレスを減らすことで、肝臓の負担が抑えられ、筋肉のコントロールが正常になります。
つまり、思ったようにノドの筋肉を動かして声をだすことができるのです。

ストレスで声が出ない時は、声を出そうと意地になり過ぎないことが声を出すコツです。
声が出ないと、ついつい焦ってしまいますよね?


 「声を出さないと!」

 「うまく話さないと!」

 「なんで声が出ないのっ!?」


でも、その焦りやイライラという怒りの感情が、肝臓に負担を与える原因です。
声を出そうとするあまり、焦ったりイライラすればするほど、肝臓の負担は増えます。

これでは余計にノドの筋肉のコントロールがうまくいかなくなります。
気持ちはわかります。

でも、あなたがするべきは、まずリラックスです。
今まで声が出ていた時は、声を出そう!なんて考えたり意識したりしていましたか?

リラックスして何も考えずに声は出ていたんではないでしょうか。
筋肉のコントロールがうまくいかない人は、自分にプレッシャーをかけ過ぎる傾向にあります。

他の人が気がつかない細かいところにまで気がつくような、繊細で神経質な人が多い印象です。
心因性失声症が女性に多いのも、女性の方が繊細でストレスを感じやすいことが原因の1つでしょう。

完璧主義はストレスを増やし、肝臓への負担も増やします。
肩の力を抜いて、何事もおおらかに考えるクセをつけてみてください。

 「10のうち、7はできたからまあいいか」

 「大丈夫、なんとかなる」


気持ちをやわらかく、あなたの心をおだやかにやさしく扱ってあげてください。
おおらかさで、声が出ないストレスや声が出なくなった原因になるストレスから心を守ることを意識しましょう。

肝臓の負担さえ減らしてあげれば、筋肉のコントロールはもどり、ノドの筋肉はあなたの思い通りに動くはずです。

ストレスで声が出ない(心因性失声症)まとめ


 ・ストレスで声が出ない理由は、声帯などのノドの筋肉が正常に動かなくなるから

 ・肝臓は怒りという感情と関わりが深く、イライラしたり焦ったりし過ぎると肝臓に負担がかかる

 ・怒りの感情によって、肝臓によるノドの筋肉のコントロールがうまくいかないと声が出ない

 ・ノドはストレスがあらわれやすい

 ・声が出ないストレスで肝臓に負担がかかると、余計声が出ないという悪循環になる

 ・ストレスで声が出ない時は、意地になり過ぎないことが声を出すコツ

 ・声を出そうと、焦ったりイライラすればするほど、余計にノドの筋肉のコントロールはうまくいかない

 ・肩の力を抜いてリラックスし、おおらかに考えて肝臓の負担をへらしましょう


このブログが少しでも、あなたの人生のお役に立てることを願っています。
それでは今日はこのへんで。

明日もあなたがすこやかでありますように。

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