ストレスに気づかない理由とストレスによる4つのサインを心と身体のプロが解説
こんにちは、五行鍼灸マッサージ治療院の松元です。
奈良市の富雄で、東洋医学に心理学・脳科学を取り入れた心と身体のプロとして独自の治療を行っています。
今回は、こんなお悩みに答えていきます。
「なんでストレスって気づかないうちにたまってしまうの?ストレスに気づくためのサインを知りたい」
✔️この記事を読むメリット
ストレスに気づかない理由と、ストレスがたまっている4つサインを知ることができます。
14年の鍼灸とマッサージ治療を通じて、色んな症状で苦しむ患者さんをみてきた経験と脳科学の観点から解説します。
動画でも解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
奈良市富雄で自律神経専門の整体院を経営
今までに15年のキャリアと4万人以上を施術してきた経験をもつ
東洋医学を応用して体から性格や体質を読み取り、体や心の問題を根本から解決する整体を得意とする
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目次
- ○ ストレスに気づかない理由
- ・ストレスに気づかない原因とは?
- ・人の心は潜在意識と顕在意識でできている
- ○ ストレスに気づかない時に注意したい4つのサイン
- ○ ストレスに気づけないならまわりにチェックしてもらいましょう
- ○ ストレスに気づかないことに気づいたら
ストレスに気づかない理由
ストレスに気づかない原因とは?
ストレスに気づかない原因は、普段からストレスで気分がよくない状態で過ごしていることにあります。
人の心(意識)の大部分は潜在意識で出来ていて、普段考えていることが潜在意識に蓄積していきます。
しかし、潜在意識は自分でも認識できない心の深い部分なので、ここにあるストレスは自分で認識することはできません。
普段からストレスで気分がよくない状態で過ごしいていると、潜在意識にストレスが蓄積して大きくなっていきます。
すると、実際には大きなストレスを抱えていても、潜在意識にあるので気づかないのです。
なぜこんなことが起きるのでしょう?
じつは人の心(意識)には2つの部分にわかれているんです。
あなたがストレスと感じているのは、ほんとうにストレスなんでしょうか?
人の心は潜在意識と顕在意識でできている
ストレスに気づけない原因は“潜在意識”にあります。
人の心(意識)意識は顕在(けんざい)意識と潜在(せんざい)意識の2つにわかれています。
顕在意識 ー 自分で認識することができる心の浅い部分
潜在意識 ー 自分でも認識することができない心の深い部分
ストレスが自分では気づくことのできない潜在意識にあると、ストレスの存在を自分では認識できません。
心の深い部分にあるから、自分でもストレスに気づかないんですね。
顕在意識と潜在意識は、よく氷山に例えられます。
氷山が海から上に見えている部分 = 顕在意識
氷山が海の中で見えていない部分 = 潜在意識
「氷山の一角」と言われるように、海から上に見えている氷山は、氷山全体からすればごくわずかです。
実際に、海の中にある氷山の見えない部分は、見えている部分の何倍もの大きさがあります。
氷山も同じように、自分で認識できている顕在意識は、心(意識)全体からすればごくわずかです。
いろんな説がありますが、顕在意識の割合は意識(心)全体の3%程度といわれています。
じつは私たちが自分の気持ちだと思っている部分は、心のごくごく一部分だけなんですね。
3%の顕在意識で、いくら「自分にはストレスがない』と思っていても、残りの97%の潜在意識がストレスを抱えているとしたらどうでしょう?
気づかないだけで、実際にストレスが潜在意識で大きくなると、心と体に負担がかかります。
この負担が一定の量になると、体や心の調子をくずしてしまうのです。
あなたの自分に対する思い込み「セルフイメージ」があなたの健康や人生を決めます。解説します
ストレスに気づかない時に注意したい4つのサイン
ストレスに気づかない、潜在意識に蓄積している状態だとしても、ストレスはかならず体に変化としてあらわれます。
心と体はつながっているからです。
体には体調だけでなく、いろいろなサインとしてあらわれます。
例えば
・表情
・動作
・言葉
・体調
先ほども言いましたが心と体はつながって、合わせ鏡のようにお互いに影響を及ぼし合います。
潜在意識にストレスがあると、心に負担がかかり心の調子はマイナスに傾きます。
すると上の4つのポイントのどこかにマイナスとしてあらわれるのです。
・表情がマイナスに傾く → 表情は暗くなる
・動作がマイナスに傾く → 動作は消極的になる
・言葉がマイナスに傾く → 言葉が後向きになる
・体調がマイナスに傾く → 体に痛みや不快感を感じる
心は見えないので気づかなくても、これらの様子は目や耳で感じることができます。
心と体は合わせ鏡のように、お互い影響し合うものです。
潜在意識にストレスが蓄積していれば、4つサインがネガティブな様子として必ずあらわれます。
以前と違う様子がないか、注意してみてみましょう。
ストレスが体に影響するメカニズムを東洋医学と脳科学で解説します
ストレスに気づけないならまわりにチェックしてもらいましょう
しかし、ストレスに気づかない状態になるのは時間がかかります。
数週間〜数ヶ月、年単位の時間をかけて少しずつ潜在意識に蓄積されていきます。
自分自身の意識の変化を、自分で気づくのはむずかしいのも事実です。
しかし、まわりの人は意外と変化に気づいていることが多いので、上のサインが出ていないか身近な人に聞いてみましょう。
自分でも周りの人からでも、ストレスのサインに気づいたら素直にそれを受け入れましょう。
ストレスに気付いていないことに気付いたら、いよいよストレスから抜け出す段階です。
ストレスに弱い人からストレスを減らす人になってみませんか?方法を解説します
ストレスに気づかないことに気づいたら
何かサインが出ているようなら、気分のよい状態でいられる時間を少しずつ増やしていきましょう。
少しでもストレスから距離をおき、楽しいと思えることに意識を向けてください。
要するに、さきほど解説した4つのポイントがプラスに傾く行動をとればいいわけです。
・表情をプラスに → 表情を明るくする
・動作をプラスに → 気分が良くなることを積極的にこなす
・言葉をプラスに → 前向きな言葉を使う
・体調をプラスに → 和食中心の食生活、早寝早起き、週に1度は運動
気分よく過ごすというプラスの顕在意識を増やすことで、また顕在意識から潜在意識へとプラスの意識が蓄積されていきます。
するとストレスというマイナスの意識がプラスの意識に置き換わっていきます。
ストレスに気づかないほど、時間をかけて潜在意識にストレスが蓄積したのです。
なら時間をかけ、心の深い部分にプラスの顕在意識を落とし続け、潜在意識にプラスの意識を蓄積させていきましょう。
いろんな人を治療して、実際に良くなる様子をみていますが、時間をかけることがじつは1番の近道です。
さいごにもう1度言います。
潜在意識という心の大部分は、普段あなたが考えていることでできているのです。
あなたがプラスの顕在意識でいれば、明るくしあわせな潜在意識になっていきます。
それは心が明るく、しあわせになっていくということを意味します。
心がプラスに傾けば、体もプラスに傾きます。
表情も動作も、使う言葉も体調もプラスになったあなたが送る人生が不幸なものになるでしょうか?
あなたの人生がすばらしいものになることを願っています。
このブログが少しでも、あなたの人生のお役に立てれば幸いです。
それでは今日はこのへんで。
明日もあなたがすこやかでありますように。